子どものオンライン英会話~事前準備編~

子どものオンライン英会話~事前準備編~

「インターネットで無料体験を申し込んだから、これですぐにでも子どもにオンライン英会話をを受けさせられる!」

と意気込んでいる方はいませんか?

そういう方には、「ちょっとまった~!」といいたいです。

なぜなら、子どものオンライン英会話を受ける前に、事前に下準備が必要だからです。それをするかしないかで、「子どもが楽しんでオンライン英会話を受けられるかどうか」とか、「集中して受けられるかどうか」など、差が出てくるからです。

せっかく子どものためにオンライン英会話が有効なのではないかと、いろいろと試行錯誤して選択したのですから、もう一息踏ん張りましょう!事前に下準備をすることは、時間やお金を無駄にしないためでもあるのです。

今回は、物理的な準備やレッスン時の準備をお伝えします。さあ、それでは「子どものオンライン英会話」のための「事前準備編」、行ってみましょう!

目次

物理的な準備

まず、申し込む前や申し込んだ直後に必要なものを紹介します。いざ、スカイプでレッスンを受けようとしたときに「あれ?レッスンが受けられない!」とならないようにするための準備です。実際に私自身、ノートパソコンにカメラが内蔵されていると思い込んでいて、いざ!と思った時に「あれ?カメラってどこだっけ?」という初歩的なミスをしてしまいました。タブレットには当たり前のようについているカメラ、ノートパソコンはついてない場合があります。事前の下準備をお忘れなく!

パソコン、ノートパソコン、タブレット、テレビ

では実際にレッスンを受けるにあたって、どの媒体を選んだらいいかといいますと、わたしは、一番にいい!と思うのは、スカイプ接続が可能なら、テレビです。子どもたちがテレビの前で自由に体を動かしたり、先生の表情や動作をつかんだりしやすいのはテレビだからです。しかし、カメラを後付けで買う必要があり、決してカメラそのものが安いものとは言えません。

そこで、わたしはノートパソコンかタブレットをお勧めします。一押しはノートパソコンです。なぜかというと、デスクトップのパソコンでは可動域が狭く、タブレットでは画面の大きさが物足りないと感じるからです。

いずれのものも解像度はそんなに差がなく気にならないと思いますが、遠く離れた海外からつなぐわけですし、隣にいて触れられるところでレッスンするわけではないので、なるべく相手の表情や動作が大きくとらえられ、臨場感を感じられるものがいいと思います。

カメラ(内蔵の場合は必要なし)

レッスンを受ける基本的な媒体の準備ができたら、次はカメラの確認です。タブレットにはカメラが内蔵されていますが、パソコンやノートパソコンには初めからカメラが内蔵されてないものもあります。もし内蔵されていない場合は、後付けのUSBカメラを購入する必要があります。こちらはネットショッピングで購入することができ、中には安いものもあるので安心してください。

先ほどもお話ししたように、我が家のノートパソコンはカメラが内蔵されていなかったので、オンラインショップで1,000円台で入手しました。安いものですが、故障もなく、品質に困っていません。今のところ、何の問題もなく使うことができています。

カメラは、まだ高価のものは使ったことがありませんが、調べてみるとやはり解像度に違いがあるようで、高価なものは子どもの素早い動きにもぶれずに映すことができるようです。

マイク

マイクは、後付けのスピーカーを使用しています。以前はiPhoneについていたマイク付きのイヤフォンや、Bluetoothでつながるワイヤレスのものを選びましたが、激しく動き回ったり、耳から直接音が聞こえるのが気になったりとなかなか落ち着きませんでした。

小学生中高学年以上になるとイヤフォンでも十分に英会話ができると思います。

だからと言って、スピーカーだけとか、イヤフォンだけというのではなく、その時のレッスンの内容や状況によって使い分けると良いと思います。例えば、動きがあるときはスピーカー、ちょっと座らせたいなとかテキストを使ったレッスンで集中させたいなという時はイヤフォンを使うといった使い分けが大切です。

スピーカー(十分な音量が確保できるのであれば必要なし)

スピーカーもオンラインで簡単に購入することができます。しかも中には、驚きの500円以下のものもあります。USB接続のものや、イヤフォンジャックに接続するものもあります。ノートパソコンは音量が足りないものもあり、音もよくないのでスピーカーを利用すると良いでしょう。

ネット接続やSkype(スカイプ)接続をする

これは皆さん大丈夫だと思いますが、念のためお伝えしておくことにします。

当たり前ですが、インターネットに接続していないと、Skypeにつないだりサイトを見たりすることができません。すでに無料体験の申し込みをされている方は大丈夫です。

そして、Skypeを利用する場合は、まずSkypeをダウンロードしてください。

インターネット接続

インターネットに接続するためには、プロバイダーと契約する必要があります。

今の時代格安Wi-Fiがあるので、家に電話(イエデン)を持たなければ、安くインターネットに接続できる時代になりました。我が家も見直してみようと思います。

Skype(ダウンロード、コンタクト承認)

https://www.skype.com/ja/new/

Skype(スカイプ)は、マイクロソフトが提供するインターネット電話サービスのことです。

また余談ですが、エストニアの首都タリンで開発されたもので、Skypeとは「Sky peer-to-peer」の略だそうです。はじめはSkyperという名前の予定だったようです。

このSkypeをダウンロードして、オンライン英会話の予約が完了したら、コンタクト承認をしてください。そうすれば相手とつながって、オンラインでテレビ電話レッスンを受けることができます。

レッスン時

いざレッスンが始まってからあわてないように、事前に以下のような準備が必要です。特に子どもがレッスンを受けるので、そのサポートをするのは親の役目です。子どもがよりスムーズにレッスンを受けられるように事前準備をしておきましょう。親子レッスンでなくても、やはりそばについていて子どもの様子や、子どもが困っているときはヘルプを出してあげられるようにしましょう。

メモ・ノート(メモ・ノートの使い方)

これは、1レッスンごとにどんなことを学んだか記憶することで、「あれ?今日何を学んだっけ?」とならないようにします。これは、子どもが自分でメモするのは時間がかかるので、親がそばにいて、メモをとっておいて、レッスン後や次回のレッスンの前の復習として使います。子どもに「今日どんな(レッスン内容)がおもしろかった?」「先生、なんて言ってたっけ?」「今日のレッスンで、一番印象に残ってる言葉はなに?」と復習します。またレッスン前の復習では、「この前、先生はこんなこと言ってたよね?」「この前のレッスンでは、先生がこんなお話読んでくれたよね?」といったように、直前にでも少し思い出させるようにして使うといいでしょう。

また、先生からのアドバイスをレッスンごとにもらうようにお願いすれば、それをメモしておいて、先生の代わりに伝えてあげるのもいいと思います。

辞書(辞書、電子辞書、携帯・タブレット、英語絵辞典・絵辞書など)

辞書は、昔からの紙製の辞書、音声も出るようになった電子辞書、携帯やタブレットの無料・有料アプリがあります。

しかし、子どものオンライン英会話の場合、レッスン中に辞書を使うことはほとんどないと思います。もしレッスンの後から、調べたいことが出てきた場合に断然お勧めなのが、英語絵辞典・絵辞書です。我が家はオックスフォードのものを使っています。オックスフォード「ピクチャーディクショナリー(絵辞典)」です。

絵を英単語で説明してあります。ペラペラと見て楽しむことができます。もちろん、子どものためですが、現地では移民してきた大人も使うことがあります。医療現場のページを開けば、医療器具から症状の単語まで、幅広く1ページに濃縮されているので、子どもと大人もペラペラと見るだけで一緒に楽しめます。

余談ですが、私が買ったこのオックスフォードピクチャーディクショナリーはカナダで買ったため、カナダエディションです。アメリカではアメリカエディション、イギリスではイングランドエディションがあるのでしょうか?また調べてみたいと思います。

すぐに使えるフレーズ集

それでは最後に、レッスン中に使えるフレーズ集をお伝えします。これは、ぜひ初めのうちは手元に置いておいて、レッスンのたびに参考にしていただけると、子どもにとってもスムーズにレッスンが受けられると思います。

子どものオンライン英会話に必要な簡単なフレーズを集めてありますので、事前に親子で練習してから、オンライン英会話に臨んで見ると良いと思います。

はじめまして(超初対面用)

Hi! Nice to see you. 「こんにちは!会えてうれしいです。」

Hello! It’s nice to meet you. 「こんにちは!お会いできてうれしいです。」

How do you do? 「はじめまして(丁寧な表現方法)」

Wonderful to meet you. 「会えてとてもうれしいです。」

I’m pleased to meet you. 「会えてとてもうれしいです。」

自己紹介

My name is ○○. 「私の名前は○○です。」

I’m ○○.←こちらの方がMy name is…よりも一般的なのです! 「私の名前は○○です。」

You can call me ○○, please. 「○○と呼んでください。」

I’m ○○ years old. 「私は〇〇歳です。」

I like to play ○○. 「私は〇〇することが好きです。」

もう一度聞きたいとき ※文の最初か最後にPleaseをつけると丁寧です。

Can you say that again, please? 「もう一度言ってもらってもいいですか?」

Pardon me? 「もう一度お願いします。」

Talk more slowly, please. 「もう少しゆっくり話してください。」

質問があるとき

How do you pronounce that? 「どうやって発音するのですか?」

How do you spell that? 「どうやって書くのですか?」

What does it mean? 「それはどういう意味ですか?」

ちょっと席をはずしたいとき(こどもにはありがちですので…)

I want to go to the washroom! 「トイレに行きたいです。」

レッスン終了の時

Thank you. 「ありがとう」

Thank you for the lesson. 「レッスンありがとうございます。」

See you soon. 「またお会いしましょう。」

See you next time. 「また次の機会にお会いしましょう。」

I like your lesson. 「あなたのレッスンが好きです。」

Can you give me a feedback, please? 「フィードバックをいただけますか?」

次のレッスンの冒頭で

It’s nice to meet you again. 「また会えてうれしいです」

I’m glad to see you again. 「また会えてうれしいです」

 

以上のように、子どもが簡単に使えそうなフレーズを挙げてみました。もちろんこれは大人も同様に使うことができます。もし子どものオンライン英会話で、親子レッスンを選択した場合、親子で利用できます。ぜひ手元に置いて、使ってみてください。

このようにして、子どものためのオンライン英会話を始める前には、物理的なものから、レッスンがスムーズに受けられるように準備することがいくつかあります。しかし、そうすることで、レッスンの効果が断然上がります。そして、安心して楽しくオンライン英会話を受けさせてあげることができるのです。

今回、子どもオンライン英会話のレッスンを有効に生かすのは、レッスンそのものだけにフォーカスするのではなく、事前の準備と、その振り返りができるようになるとより効果が上がることがわかりました。

そして、もしレッスン中にわからないことがあれば、先ほどの「フレーズ集」を使ってその場で質問できるようになるといいと思います。しかし、それが無理な時は、子どもと一緒にレッスンを振り返ってあげましょう。そして、わからなかったことを大人がメモしておいて、次回のレッスンの冒頭で質問させてみましょう。

講師は生徒がわからないことがわかるようになることが最大の喜びです。子どものオンライン英会話では、下準備をあらかじめしっかりしておいて、親子で講師を「使う」姿勢で取り組んでください。

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著者について

河内咲子 administrator

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