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子ども向けオンライン英会話「レアジョブ」の講師を徹底解明!

※写真:「フィリピン講師」レアジョブサイトより

今回はレアジョブの講師について徹底解明していきたいと思います。

そもそもオンライン英会話は、目の前に講師がいるわけではないので、どんな国のどのような人が講師として教えてくれるのかわからないので不安に思うと思います。

せっかく「オンライン英会話」を子どもに受けさせてもいいな…と思っていても、肝心のどのような「講師」つまり「先生」がそこにいるのか、はたして子どもが楽しくレッスンを受けられるのかなど、親としては見えない相手だからこそ気がかりなことがたくさんあります。

まず、レアジョブの講師の採用でこだわっている特徴や、指導方法は以下のようにうたっています。

「マンツーマン指導」

「ノンネイティブスピーカーとして世界一位の英語力を持つフィリピン人講師」

「採用率わずか1%の厳しい審査をくぐりぬけた講師陣」

このようになっています。

ざっくり見ると、「講師は全員フィリピン人で、個人レッスンを行っている。」また「1%という難関をくぐりぬけて採用された講師が教えてくれる。」ということがわかります。

ここで出てくる新たな疑問は「フィリピン人の講師って、大丈夫?」ということではないでしょうか。

今回は、このレアジョブがうたっている一つひとつの項目について知ることによって、子ども向けオンライン英会話の講師について、すこしでも不安がぬぐえるように、じっくり解明して行きたいと思います。

マンツーマン指導

講師の話をする前に、レアジョブの「マンツーマン指導」の話をしたいと思います。レアジョブはアカウントを必ず一人ひとつずつ作らなければなりません。アカウントを作るとは、レアジョブのサービスを受けるための「会員登録」をするということです。つまり、小さな子どもも、兄弟でも、一人ひとりそれぞれの「会員登録」が必要です。

アカウントと講師の関係性

オンライン英会話は会員登録する必要があります。その時に、アカウントを作成する必要があります。アカウントとは、web上でサービスを受ける権利のようなものです。

なぜ一人ずつアカウントを作成しないといけないのでしょうか。はっきり言って面倒くさいですよね。

レアジョブで一人ひとつずつアカウントを作成する理由は、「講師が1人ひとりのレッスンに重きを置いたレッスンを行うために必要」だからです。これは「個人個人を大切にしたレッスンを重視している」つまい「マンツーマンレッスン」を最重要としている表れだと思います。

他社のオンライン英会話では、アカウントを共有できるところもあり、「家族で」とか「友達と」とレッスンを受けられるところもあります。

しかし、これはアカウントを共有でき、一人ひとりのアカウントを作る必要がないという意味で、めんどうくさくありません。アカウントを共有というのは、メリットだと思います。一方、デメリットはアカウントを共有し、レッスンを個人でなく誰かと共有するというのは「講師がいったい誰に重きをおいて指導してくれるのだろう…」という点です。

講師側とすれば「どちらの子を中心にレッスンを展開すればいいのだろう…」と多少なりともやりにくいのではないかと思います。

わたしもオンラインではないですが、英語教室を開いて子どもに指導していましたが、全体への教え方と、個人へじっくりと教えるとでは、こちらの視点や姿勢も違います。

子ども向けオンライン英会話では、せっかく個人レッスンを受けられるのですから、1人ひとりのアカウントを作ることで、じっくりと個人レッスンが受けられるイメージがあります。

ちなみに我が家も兄弟で受けさせたことがありますが、照れもあるのか二人でふざけあってしまい、授業が中断(というより、講師が一生懸命子どもたちの言葉に反応して大変そう)してしまうことがありました。講師もかなり困った顔をしていました。

講師としても、「個人レッスン」の方が指導をしやすいし、深みのあるレッスンができるのではないかと思います。

レアジョブの公式サイトはコチラ

ノンネイティブスピーカーとして世界一位の英語力を持つフィリピン人講師

わたしがカナダにボランティアで1年間滞在していたころ、初めはホームステイをしていました。

しかし、食事もホームステイの料金に含まれていたため、かなりの額を毎月納めなければなりませんでした。

そこで、部屋のみを貸してくれるお家を探すことにしました。カナダではよくある滞在の仕方です。

そして見つけたのは、なんとホームステイしていた時の半額以下の部屋でした。

キッチン・トイレ・バス・洗面所、リビングは3人で共有ですが、1人ひとりの部屋があります。

そして今となれば、たまたまなのですが、そのお家はカナダ系フィリピン人のご家庭でした。そのお宅に滞在している間、彼らはとても温かく迎え入れてくれ、家族で行うBBQに誘ってくれたり、クリスチャンが多いので教会に連れて行ってくれたり、また、ガソリン代だけでお隣のアメリカ・シアトルまで運転してくれ「イチロー観戦ツアー」を開いたりしてくれました。

正直日本にいるときは、フィリピン人のイメージはよくありませんでした。「日本で安い給料で、飲み屋さんで働いている人たち」という勝手なイメージを持っていたからです。(偏見ですよね…)

しかし、フィリピンの人々はまじめで、やさしくて、かつ陽気な人種なんだと、そのカナダのご家庭の部屋を借りて初めて知りました。

かなり話がそれてしまいましたが、そんな勤勉だけどやさしい講師が多いので、安心して子どもにフィリピン人が講師を務めるオンライン英会話を受けさせることができると思います。英語の環境が初めての子どもにとっては、逆にレッスンを受けやすいと思います。

しかし、心配なのは発音だと思います。

確かにご年配のフィリピン人は、発音が悪いです。実際に、アメリカまで運転してくれたマークは、とてもクセの強い英語を話していました。

クセの強い原因は、スペイン領土だった時にスペイン語の影響を強く受けたタガログ語がその邪魔をしているのだと思います。

ただ、マークの息子を筆頭に、若者層はいまや発音もきれいで、ノンネイティブスピーカーとして世界一位の英語力をもつフィリピンですので、心配はありません。

我が家もオンラインでレッスンを受けていて「クセ」の強い講師に当たったことはありません。

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採用率わずか1%の厳しい審査をくぐりぬけた講師陣

次に「1%の採用率」についてです。

レアジョブの講師は、英語力・レッスンスキルだけではなく、通信状況、人柄など、レッスンを提供するための講師の適性・環境を細かくチェックしています。

多岐にわたるトレーニング

レッスンの進め方やSkypeの使い方など、トレーニングで講師を育成しています。そのトレーニングを終了した講師のみがレッスンの提供を始めることができます。

講師になる資格として、英語を第二言語として習得するための教授法であるTESOLの修了者や、日本人の英語習得の専門家がトレーニングを監修しており、第二言語習得の理論や日本人の英語学習経験に基づいた講師育成を行なっています。

TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages;  英語を母国語としない人のための教授法)は、英語を母国語としない人に対する英語教授法の研究・指導がテーマになっていて、言語習得の臨界期を迎える10歳前後からの英語取得方法が変化してくるので、英語教育を提供するのであれば大人へのアプローチができるのに必要な資格だと思います。

私もカナダでTESOLの資格を習得しましたが、講師としてとにかく生徒がいかに話したいことや、話す内容を引き出していくかということがテーマでした。「話す=表現する」ことの手助けをいかにできるかということが大切になってきます。

このTESOLという資格を重視しているところは、大人と同じ方法で学ぶ脳になっていく臨界期の子どもにとっても必要な教え方だといえるので、とてもいい視点で採用しているのだと思います。

そして、会員登録すれば、無料レッスンでも講師を指名できるので、「女性の講師がいいか男性の講師がいいか」とか「優しそうな講師か」など、子どもと一緒に「指名」することができます。

ただ人気の講師は早めに予約をする必要があります。

フィリピンにあるオフィスで品質の徹底管理がされています。

フィリピンオフィスでは日本人スタッフが常駐しており、専門トレーナーによるトレーニングや、レッスンへの姿勢の完備、品質の維持に努めています。

そして、そんなレアジョブは、多くの企業に導入されています。インターネットの普及でさらに国際化が進み、企業内の公用語が英語の大手企業もいくつか出てきました。その大手企業とは、例えば、LINE、YAHOO、三井住友銀行など1,700社もの企業に取り入れられています。

企業は、日本規模では太刀打ちできなくなってきているため、社員たちの研修のために、こういったオンライン英会話というものが活用されているのです。

このように、厳しい審査をくぐりぬけ、英語力、発音ともに問題がなく、また優しくて明るいフィリピン人講師たち。

さらにオンライン英会話は、通学型の英会話と全然違って、少ない出費で受けさせることができます。また、通学する時間も省け、こちらの都合に合わせたスタイルで受講することができます。

そしてレアジョブは管理もしっかりされているので、安心してレッスンを受けさせられることができます。

以上のように、そもそもオンライン英会話は、目の前に講師がいるわけではないことでの不安少しでも和らいだでしょうか。

せっかく「オンライン英会話」を子どもに受けさせてもいいな…と思っていても、肝心のどのような「講師」つまり「先生」がそこにいるのか、はたして子どもが楽しくレッスンを受けられるのかなど、親としては見えない相手だからこそ気がかりなことがたくさんあります。

レアジョブは「マンツーマン指導」「ノンネイティブスピーカーとして世界一位の英語力を持つフィリピン人講師」「採用率わずか1%の厳しい審査をくぐりぬけた講師陣」をモットーにこだわっていて、安心してレッスンを受けさせることができるということが分かったのではないでしょうか。

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子ども向けオンライン英会話「レアジョブ」~教材はどんなものを使う?~

オンライン英会話の教材は低額もしくはタダ!、通学型の教材とは正反対です。

家計にやさしいのはレッスン費だけでなく、教材費もお財布にやさしいです。

レアジョブには子ども教材を含み、4000以上もの教材があり、子どもの教材のほか、レベルに応じた大人向けの教材を使うこともできます。そんなレアジョブ独自の教材の特徴は、すべて無料で使うことができます。

仮に自分で用意した教材を使いたければ「I would like to use this material for today’s lesson.」と伝え、SkypeのチャットボックスにURLを送ると、自分で用意した教材でレッスンを受けることもできるのです。

こうしたことを踏まえてレアジョブでは、年齢・学年別での教材を提案しています。年齢・学年別とは、3つに分かれていて「小さいお子様から小学校低学年」「小学校中学年から中学生」「高校生以上」です。

今回は、この3つの学年別の教材にはどのようなものが使われているのか見ていきたいと思います。

※いかに使用している写真などの資料は「レアジョブ」のサイトから抜粋しました。

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レアジョブ「小さいお子様から小学校低学年」の教材

まずは「小さいお子様から小学校低学年」の教材です。

これら「小さいお子さまから小学校低学年」の教材はレアジョブ独自が開発した教材ではなく、外部のサイトからの教材になります。

小さな子どもは、「アルファベット」の学習から始まり、「数字」「色と形」「体の動き」「様々なモノの名前」「体の名前」「食べ物の名前」「乗り物の名前」「どうぶつの名前」を学んでいきます。

これらは基本の英単語ですから、たとえ学年が上の子どもでも、初心者であれば、まずは誰もが学んだ方がよい教材だと思います。

また「Fisher Price(フィッシャープライス)」という幼児玩具を開発販売する会社が提供する、幼児向け動画コンテンツも含んでいます。これは、かわいい動物などが登場して、小さな子供でも飽きさせない動画なので、レッスンに取り入れるのにはもってこいだと思います。

ちなみにトイザらスやイオンなどでもこの「Fisher Price」のおもちゃは販売されていますよね。なんとこのおもちゃ会社の歴史は85年以上もあるのです。

余談はさておいて…今回のレアジョブ「小さいお子様から小学校低学年」の教材の中には「アルファベット」の中に「ABC Zoo Animals Game」というコンテンツと「どうぶつの名前」の中の「Animal Fun Game」というコンテンツがFisher Price(フィッシャープライス)の教材となっています。

どのような感じなのかこちらをご覧ください「ABC Zoo Animals Game

また、先ほどお話ししたように、もしほかに外部サイトなどで、いい教材を見つけたときは、そのリンクをSkypeのチャットボックスで講師に送れば、レッスンでその教材を使用することができます。

レアジョブの小さい子向けの教材で外部コンテンツを使うということは、ちょっと人任せな気がしますが、通学型大手英会話教室ではありえない自由度があります。通学型の大手英会話教室は、教材費として結構なお金を払わないといけないのが現状です。

子どもが興味ある教材を使用できるという意味では、無料の教材が使用でき、また教材に対する選択肢がひろがるのでいいのではないかと思います。

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レアジョブ「小学校中学年から中学校」の教材

次に「小学校中学年から中学校」の教材についてです。

特に入門者は「スターター」という教材からレッスンを行うことをお勧めします。

なぜなら、初めての講師に名前や自分のことを伝えることからレッスンが始まるからです。また「スターター」のチャプター2では、講師に質問するときの基本的な表現が学べるので、まずはここから始めるといいと思います。

小学校中学年といえば、小学校3・4年を指します。このころの言語習得方法と言えば、以前は感覚的に言語を習得していましたが、だんだん意識的に記憶型の習得方法に移っていく時期です。

10歳前後で言語習得の臨界期を迎えるといわれていますので、自然に言語を習得していくというこれまでの流れに代わり、意識したり働きかけたりして習得していくようになります。そのため、レアジョブでは大人の初心者むけ教材を提供しています。

もちろんこの無料教材を無理やり使う必要はありません。

「単語を楽しく覚える」ことから一歩進み「簡単な英会話にチャレンジする」という段階になります。

これらは先ほどの外部教材とは違って、レアジョブのオリジナル教材になります。

率直な個人的な感想を述べますと、「小さなお子様から小学校低学年」の教材は、かわいく楽しい感じがしますが、「小学校中学年から中学生」になるとググっとかわいくなくなります。

見た目的にいうと、いままでは絵が使われていましたが、スターター教材ではいきいなり挿絵が写真に代わります。しかも写真の人物は子どもではなく大人の画。

また、英文での説明書きなどがあるため、見た目的にググっと英語感が増します。

このような環境の中、子どもの興味関心はどのように保たれるのか、また、教材がガラリと大人っぽくなったために興味が薄れそうな子どもの心を講師はどのようにしてつかむのか、ある意味「講師の力量が試されるのではないか?」「試すいいチャンス!」と思ったので、一度体験してみることにしました。

小学校4年生の女子が体験するのを、大人がフォローしながら進めていく様子です。

こちらの「教材の内容がググっと大人っぽくなっても小学生の集中力は持続するのか?」と題した動画を準備が出来次第アップします。

教材の順にみていくと「スターター」から始まります。

「スターター」の内容は、チャプター1,2の2つに分かれていて、それぞれのチャプターに10項目のレッスン内容があります。つまり、スターターは全部で20のレッスン内容からなります。

その初歩は、まずは「名前の伝え方」から始まります。

以下がその気になるレッスン内容です。

〈「スターター」教材:チャプター1〉

ちなみにレッスン内容の下に書いてあるのがレッスンの「目標」です。このレッスンがどんな目標を達成することを意図として構成されているかということが書かれています。

そして、チャプター2になると「チャプター2:私のレアジョブレッスン」と題して、「よくある表現」や「質問の仕方」「要望の伝え方」など、レッスンを受けていくうえで知っておいた方がスムーズに進められる表現方法を学びます。

〈「スターター」教材:チャプター2〉

その他、初級者用のレッスン内容が続き、ステップバイステップで、無理のない内容の教材が使用されている印象があります。

そういった意味で、子どもたちは「英会話」に徐々に慣れていくのだと思います。

また、「使用したい教材を自由に使える」というのも魅力の一つだと思いますが、講師としては新しい教材をレッスンの始まりの都度、いきなり渡されることになるので、教材内容をしっかり理解しないままレッスンが始まると思います。

これまでかわいい教材やコンテンツで学んできた子どもにとって、初めは子ども受けしない内容に見える教材だとしても、講師が使い慣れている「レアジョブ独自の教材」を活用した方がレッスンがスムーズに進んでいいと思いました。

レアジョブの公式サイトはコチラ

レアジョブ「高校生以上」の教材

最後に「高校生以上」の教材について詳しく見ていきたいと思います。

まずは、「Daily News Articles」です。これはレアジョブ英会話が独自に編集した記事教材です。記事のボリューム、単語の難易度、全体の構成を考えて、25分間のレッスンで効果的に学習できるように作られています。この教材でとても興味深いのは、実際に世界で本当に起こったニュースの記事をについて、まずは知り、そして自分の意見を述べるというレッスンだということです。

また、記事が「音声化」されているので、音声を聞きながら記事を目で追うことができます。

そして、注目したい「単語」が表示されているので、1レッスン25分で仕上げるのには効率的な内容となっていると思います。

ペースには個人差があるので、25分で足りない場合は、要望を出して25分×2レッスンで学習してもいいと思います。

音声がセットになった実際の世界のニュース記事というのと、自分の興味がある記事を選択してレッスンを受けられるというところが魅力だと思います。

また、教材は印刷ができるので、英文を手元に置いてレッスンを受けることができるというのもいいと思います。

レアジョブとして、「高校生以上」に関するその他の教材は「小学校中学年から中学生」で学ぶ内容を推奨しています。

以上が子ども向けのレアジョブ無料教材でした。

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年齢別!お金をかけずに子どもに英語習得させる方法!

このサイト「GO!GO!キッズイングリッシュ」は、「親が英語に挫折したから子どもには苦労してほしくない!」「英語の重要性はわかるけどどうやって伸ばしたらいいのかわからない」「わたしは英語は好きだけれどどうしたら子どもに習得させられるんだろう」などといった悩める方たちのために少しでもお役に立てればと思い、作成しました。

一言でいうと、「どうしたら我が子に英語を習得させられるのか」ということに悩んだり、困ったり、迷ったりしている親のための子ども英語情報を提供する総合サイトです。

子どもが英語を習得できるようになるための答えは

「子どもひとりひとりに合った英語環境を整えてあげる」

「英語で子どもが表現する場所をもつ」

この2つが重要です。

そしてその環境や場所を提供できるのは私たち、親や大人です。

2020年から日本の英語教育がかわります。それにあわせて小学校の英語教育も、これまでの受験英語ではなく、これまで以上に英語を使って表現する力を求められるようになります。そして、5・6年生の通知表には、国語・算数などと同じような評価として英語にも「成績」が付くようになります。

⇒新しい英語教育については「これから変わる小学校の英語教育!」で解説しています。ぜひ読んでみてください。

そんな背景の中、そもそも、私たち親が子どもに求める「英語力」はいったいどのようなモノでしょうか。

そして、これから必要になる英語力とはどういうものなのでしょうか。

それは、もちろん「ABC」や「英単語」、また「This is a pen!(これはペンです)」と言えることは素晴らしいことです。しかし、最終的に求めるところは「英語で自分の考えを自分で発信する力」「英語で相手とコミュニケーションをとる」ということではないでしょうか?

「そりゃあそうだ!」と思いますよね。もちろん誰もが「This is a pen!」が言えることが目的ではないことはわかっています。

しかし、日本の英語教育の現状は、せっかく早期に英語教育をさせてインプットして身につけた英語の知識を、アウトプット「しない・できない」つまり「話せない」子どもがたくさんいるのです。これは、私たち親世代がそれを痛いほどわかってきているのではないでしょうか。つまり、知識「インプット」だけに留まってしまい「アウトプット」である「会話力」を磨かずに満足してしまう人が多いのです。

ではたくさん英語に時間を費やしてきたわたしたち日本人ですが、英語が話せない人が多いのはなぜなのでしょうか?

理由はシンプルです。わたしたちには「アウトプットする環境がない」「英語をアウトプットする機会が少ない」つまり、「英語を使う環境が極端に少ない」のです。

アウトプットする環境がない例をお伝えしますと、受験生やわたしたち大人にとっては、英語を「読む」「書く」練習は大切ですが、特に幼少期では、「聞く」「話す」の練習を行うことが大切です。しかし、週1,2回の「英語の授業」や「英会話教室」だけでは肝心のアウトプットの時間は十分ではありません。

だから「インプット」に重点が置かれてきた日本の英語教育では、「アウトプット」とのバランスが悪く、英語を話せるようにならないのです。

そして、「結局英語が話せなかった」とアウトプットの少なさが原因で途中で諦めてしまいます。これはとてももったいないことなのです。

「学校や大学で通算10年間勉強したんだけど、全然話せないんです…」とか「英語習っていたんだけど、話せないんだよね…」という声を多く聞くのは、その過程過程で英語を「話す」「使う」経験が圧倒的に少ないからなのです。

私たちは「幼少期がいかに英語習得をするために大切な時期なのか」ということをわかっています。しかし、この大切な時期をあと一歩というところで逃してしまう人が多くいるのです。

その責任は環境を整えられない私たち「親」や「大人」にあると考えています。

ただ、今更私たちの英語力に嘆いても仕方がありません。

現実的に、もうすぐそこに子どもたちの本当の英語力が試される時が来ているのです。

英語教育が強化されてから英語力を身につけようと思っても、簡単に短時間で身につくものではないということを私たちは知っています。

だからこそ、始まってからでは手遅れになる前に、子どもたちの英語環境を私たちが整えてあげなければならないのです。

そのためには、先ほども述べたように「インプット」だけに偏らず「アウトプット」とのバランスをとる必要があります。

ではどうしたら子どもが「インプット」と「アウトプット」をバランスよく行って「英語で自分の考えを自分で発信する力」したり「英語で相手とコミュニケーションをとること」をしたりすることができる子どもに育てることができるのでしょうか?

しかも、できればお金をかけずに英語習得ができるといいですよね。

今回は「子どもの英語習得への道」と題して、英語環境を整えるにあたって、英語習得までの過程の知識やその流れについて、また、いかにお金をかけずに効率的に英語を習得させられるのかということについてお話ししていきたいと思います。

英語習得のための基礎知識編~まずは脳の働きを知ろう!~

まず、言語を理解するのは当たり前なのですが、脳です。子どもに英語を習得させるためには、まずこの脳の働きを知る必要があります。

言語を習得する脳の場所(言語野)は、「日本語をやり取りする脳の一部分」「英語をやり取りする脳の一部分」「スペイン語をやり取りする脳の一部分」…というように、それぞれの言語によって脳の働く場所が分かれています。そして、その言語を長期的に記憶させることが必要です。

長期的に記憶させるためには、繰り返し、体験的、体感的に学ぶことに飽きない子どもにとっては容易なことです。

身体を繰り返し動かすことによって記憶された物事は、自動的に「手続き記憶」に入ります。つまり、長期的に脳に保存されるのです。

子どもは体を動かすことが好きです。このため、幼少期に習得したことは自然に「手続き記憶」となり、長期記憶として保存されやすくなるのです。

幼少期に英語を自然の流れの中で習慣化し、繰り返し学習することで、大人になっても英語を使って、コミュニケーションを図り続けることができるのです。これが、幼児期に英語を習得する最大のメリットなのです。

幼少期からこの言語野を意識して働きかけることで、将来の英語習得に大きな差が出てきます。

⇒さらに詳しい脳と言語との関係性の記事については「大人になっても忘れない幼少期の記憶力~子どもは自転車も英語も忘れない!~」で詳しく解説しています。ぜひ読んでみてください。

年齢別!英語習得の方法

人は誰でもいきなり日本語や英語を話せるわけではありません。いろいろな段階を経て、繰り返し繰り返し、聞いたり話したり書いたりすることで徐々に習得していくものです。ここでは成長過程に合わせた言語習得の順序についてお話していきたいと思います。

〈胎児から1歳児ごろ〉

このころは無条件に耳に入ってくる情報が大きな役目を果たします。そしてそれは胎児のころから始まっているといわれています。このころから、子どもに英語を聞かせたり、英語で話しかけたりすることが大切になってきます。特に耳からの情報をスポンジのように吸収する時期です。

特に自分の身近な人から多くの言語を学びます。この時期は簡単な英語で話しかけたり、歌を歌ったり、また英語の絵本の音読などをしてあげると良いと思います。

一見聞いていないように感じるかもしれませんが、実は一番頭がいい時期です!赤ちゃんはちゃんと聞いています。赤ちゃんはなんと言っても「天才」なのです。

〈2歳児ごろから3歳児〉

これまで受け身だった状態から能動的に活動するようになってきます。そして、スポンジのような脳は健在で、子どもにとって刺激的なものほど吸収されやすい反面、言葉で伝えることも始まる時期なので、英語でやり取りする環境を整えると良いです。

それは、親でも大丈夫です。簡単な英語でもいいので、家でできる範囲で英語で話しかけたり、英単語を伝えたりするといいと思います。

もし自信がなければ、「英語の朗読CD」や「ナーサリーライム」と言ってイギリスやアメリカで親しまれている詩を聞きながら、一緒に歌ったり体を動かして遊んだりしてみるのもいいと思います。なるべく毎日続けるのがいいと思います。

〈園児から小学校低学年〉

先ほども述べたように、子どもは自転車に乗れるようになるために何度も転んだり練習したりして、身体を繰り返し動かして習得していきます。運動をしたり、何回も転んだりしながら繰り返し練習を行って習得した感覚は忘れません。こういった記憶は長期記憶として、大人になってしばらく乗らなかったとしても、少し勘を取り戻せば自転車に乗ることができます。

このようにして、幼少期に繰り返しの経験から習得した記憶はいつまでも私たちの中に長期記憶として残ります。つまり、この時期は繰り返し、しかも、楽しくたくさんの英語に触れることが大切なのです。

幼児期や小学校低学年の時期も、身近にいる人とのやり取りで言語を学んでいくため、赤ちゃんの頃から続けている英語絵本の音読や、CDを聞いて一緒に歌ったり、話しかけたりという英語に触れられる環境を、引き続き整えて、毎日繰り返してください。

もし、子どもも成長してきて、親に英語の自信がない場合は、子ども向けのオンライン英会話を活用してみるのがいいと思います。英語で実際に会話=アウトプットすることはCDなど一方的な聞き流しにはない、魅力があります。

なぜかというと、子どもの反応に先生が答えてくれるので、一方通行ではなく、双方にやり取りすることができ、先生が褒めてくれるので、英語を話すことに喜びを感じるからです。

CDや英語教材だと、「楽しい」と感じることはできても「喜び」を感じることは少ないと思います。

幼稚園や保育園に通いだすと、人とのかかわりあいの中で自信をつけていくこの時期だからこそ、子ども向けオンライン英会話をはじめるのにとてもいいタイミングだと思います。

一度、無料体験(ほとんどの子ども向けオンライン英会話は2回程度、無料体験ができます。変な勧誘もありません。)だけしてみて、いやだったらやめてしまえばいいので、子どもがどんな反応をするのか、試してみることをお勧めします。

⇒どの子ども向けオンライン英会話がいいか迷ったときは「ベスト3最新情報!「人気子ども向けオンライン英会話」優良6社ランキング&徹底比較」で詳しく解説しています。ぜひ読んでみてください。

〈小学校中学年から小学校高学年〉

大体10歳ごろになると、言語習得の臨界期が来ます。このころから感覚重視だった記憶方法から、理論的な記憶型方法へと徐々に移っていきます。つまり、無意識に自然に言語を習得してきた時期から、意識的に知識を習得していくように移行していきます。

つまり、これまでスポンジのようにいろいろな物事を吸収してきましたが、臨界期を迎えると、スポンジの役目は終わり、積み上げていくような吸収方法に徐々に代わっていきます。

これまでの無意識的な習得方法を引き継いで、さらにそれを伸ばしていくため、こうした意識的な習得方法を継続して行う必要があります。そうでないと、せっかく習得してきた言語が生かさません。

また、習得してきた知識をどんどん外に出していく時期でもあるので、自分を表現したり、自分の考えを誰かに伝えたりする環境を整えるようにしたいものです。

〈中学校以降〉

中学校以降は、記憶型の知識習得方法で、本人の意欲や関心が高いほどその定着力が高まります。

本人が英語は「必要なモノ」「将来国際的な仕事に就きたい!」とか「英検やTOEICなど試験で高得点がとりたい!」などといった英語を学習する動機付けがあれば、それなりに学習が進むと思います。

もし英語に対して苦手意識のある人は、「文法とかを覚えるのは得意ではないけれど、英語をつかっていろいろな国の人と話してみたい!」といった動機付けでもいいと思います。とにかく身近に「英語」に触れる機会を設けておきたいものです。

⇒英語を生かした国際的な仕事については「子どもに英語を生かす仕事に就かせたい!「国際協力」編」の記事で、いろいろな国際的なお仕事を紹介しています。ぜひご覧ください。

お金と時間がなくても英語習得はできる

これまでそれぞれの成長の過程で大切なことをお伝えしてきましたが、全部の成長過程において「親ができる」大切なことがあります。それは「親である私たちが、子どもが自ら楽しんで取り組める環境を整える」ということです。無理にやらされている状態では、習得に期待はできません。それは子どもも大人も同じです。

親の役目としては、あくまでも子どもの様子を見ながら、「無理なく進めていける環境を整える」ことが大切です。

⇒英語環境を整えることの大切さについては、「子どもの「英語環境」を作るとは?」に詳しく書かれています。ぜひ読んでみてください。

そうはいっても、英語教育となると、今の学校教育に頼り切れるわけでもないので、多額の授業料が必要となります。私たち親の最大とも言える悩みは、英語が大切だとわかっていても「時間もお金もそんなにかけられない!」ということだと思います。うちも4人の子どもがいるので、送り迎えや月謝だけでも大変なので、通学の英会話教室には通わせていません。

しかし、これまでのすべての悩みを解決する方法を見つけました。

それが「オンライン英会話」です。

子どもが嫌がれば簡単にお休みすることができるし(始まる数十分前までに連絡すればいいオンライン英会話もあります)、子どもが学びたい内容を要望することもできます。

なによりも親としては送り迎えもなく、待ち時間もありません。

また無料で使える教材を用意しているオンライン英会話もあるので、高額な教材費も払う必要がありません。さらにほとんどが入会費無料なのが助かります。

我が家もこのオンライン英会話を始めてから、マンツーマンの英会話を子どものレベルやペースに合わせて受けさせることができるようになりました。

このように、将来子どもたちが、真の「英語力」である「英語で自分の考えを自分で発信する力」「英語で相手とコミュニケーションをとる」ようになるために、膨大お金や時間をかけなくても習得させることがわかります。

以上のようにして、私たち親できることは、子どもに「英語の環境」を整えてあげることです。子どもの成長過程で学んだ「知識(インプット)」をその子の年齢や英語のレベルに適した「英語で表現できる(アウトプット)」する環境をバランスよく整えてあげるということが大切なのです。

実はバイリンガルでも、使わない英語は忘れてしまいます。

まさに「英語習得というものにゴールはない」と言えます。

海外にちょこちょこ旅行や短期留学などで足を運んだり、ボランティアでカナダの小学校で働いていた私自身も、日本に帰国してどんどん英語を忘れてしまっていくことを痛感しています。

どうしても英語に触れ続けないと長期記憶に入る前に忘れてしまうというのが現状です。また、子どもは日本にいる限りその英語環境を自ら整えることはできません。

だからこそ、英語に楽しく触れられる環境を私たち大人がが整えてあげる必要があるのです。そして、その環境を賢く整えられるのが子ども向けオンライン英会話だといえます。

リップルキッズパーク徹底解明!~教材はどんなものをつかう?~

オンライン英会話の醍醐味は、レッスン費用の安さだけではなく、教材費の安さにもあります。

普通、通学型の英会話教室だと、年間何万という教材費を払わないといけません。しかも教材費にプラス運営費や管理費を請求するところもあります。

しかし、通学型の英会話教室と違って、多くのオンライン英会話は教材費を高く売りつけることはしませんし、運営費や管理費のようなものを取るところはほぼないです。

リップスキッズキッズパークは教材費は無料と市販のものを選択できます。そして、運営費や管理費などの費用も掛かりません。

リップルキッズパークには大きく分けて、3つのコースがあります。

「通常コース」「リップル英検コース」の2つのコースと、「実用英語技能検定の二次対策」があります。

そしてそれぞれのコースに市販の教材もあるのですがオリジナルの教材があります。「通常コース」「リップル英検コース」そして「実用英語技能検定の二次対策」のそれぞれで使われているテキストについて、見ていきたいと思います。

気になるそれぞれの教材ですが、市販教材以外はどれもタダです。

タダって、オンラインなのにどうやってタダで手に入れることができるのでしょうか?そして、「タダより怖いものはない」と言いますが、内容は大丈夫なのでしょうか?

また、一般的な英会話教室では何万もかかる教材ですが、オンライン英会話の有料教材は一体いくらぐらいのものを用意する必要があるのでしょうか?

それでは、リップルキッズパークで使われている種類や内容について徹底解明していきたいと思います。

リップルキッズパークの公式サイトはコチラ

「通常コース」テキストの種類と内容

「通常コース」は「市販の教材」と、リップルキッズパークの「オリジナルテキスト」の2つが基本の教材で併用したレッスンが行われます。

リップルキッズパークで使用されている「市販の教材」はインプットとアウトプットとのバランスがいいため、世界で多くの子どもたちに長年使われていて評判のいい教材です。

そしてさらにリップルキッズパークの「オリジナルテキスト」は、「話す」ことや「自分の考えていることを相手に伝える」ということなど「アウトプット」をさらに重視した無料のテキストで、「市販の教材」の良さを十分に発揮しつつアウトプットをより強化するために構成されています。

また、リップルキッズパーク「通常コース」では9段階のレベル判定を使用しており、そのレベル分けによって子どものレベルを知り、テキストを選択することになります。

ここで実際に質問をしてみました。
選定や制作に力を注いでいる「テキスト」の種類や内容、レベルなどを知りたかったので、リップルキッズパークに直接電話して、聞き取り調査をしました。

質問:リップルキッズパークさんが使用する市販教材はいくつかあるようですが、子ども対象の市販教材はどのようなものがありますか?

リップルキッズパークさん:子ども向けテキストの種類は主にリップルキッズパークオリジナルテキストや市販の「LET’S GO」を使います。「LET`S GO」は6冊あり、レベルが徐々に高くなっていきます。これだけでもかなりの量があります。「LET`S GO」を終えたら「International English」というテキストもあります。

また、英語の発音を強化したいお子様には「LET’S GO Phonics(レッツゴーフォニックス)」という英語の音を学ぶことに特化したテキストもあり、「フォニックスを学びたい」というお子さまには最適です。

学びたい内容を講師に伝えていただければ、その要望に沿ったレッスンを受けることができます。

質問:それでもテキストをやり終えたらどうなりますか?(笑)

リップルキッズパーク:大人向けの市販テキスト「SIDE by SIDE」というテキストがあります。これは大人用では定番のテキストですが、レベルの高い子どもも使用できますし、そのほか、大人用のオリジナルテキストも多数あるので、お子様の興味がある内容をそこから自由に選択して受講していただきます。

という回答でした。

そして、さらにレベルが上がると時事ニュースなどからフリートークやディベートなどが行われています。

ここまでくると大人顔負けの内容で、なんとも果てしなく続くレベルアップしていくものなのですね…。

「LET’S GO」シリーズとは?

では「LET`S GO」について、もっと詳しく見ていきましょう。

「通常コース」で、初心者や英語を習い始めの子どもが使うテキストで、初心者が使う教材は「LET’S GO!」というテキストです。

左は「市販の教材」の一つ「LET’S GO」シリーズです。

このテキストは、オックスフォード出版が出している、世界で英語を学ぶ子に向けたテキストです。

この教材は多くの人に親しまれていて、わたしの友人が経営する英会話教室でも使用しているのを発見しました。

英会話教室はオフライン、オンライン英会話はオンライン、そのどちらでも使用されている、みんなが使いやすいテキストといえます。みんなが使いやすいテキストというのは、先生が「教えやすく」もあるテキストだとわたしの過去の講師経験から感じています。

このテキストの具体的な内容についてお伝えする前に、このテキストの著者の中にはナント日本人著者がいることを発見しました。表紙には「R.Ritsuko」と書いてあり、表紙をめくると「Ritsuko Nakata」というお名前があります。

そこで、一体「Ritsuko Nakata」さんとはどのような人なのか、気になったので著者について調べてみました。

「LET’S GO」著者の一人:仲田利律子 氏

〈経歴〉
アメリカ生まれ・アメリカ育ち、30年以上も英語を教えたり、英語の講師を養成したりしてきた。

UCLA(カリフォニア大学ロサンゼルス校)で東洋言語学を学ぶ。

同校卒業後、コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジ大学院にて、外国語としての英語教授法(TEFL)を専攻。来日以来、主に児童英語教育にたずさわる。現在は、日本国内はもとよりアジア各国でも公私立学校教師、民間英語教師などへのトレーニング並びに講演活動を広く行っている。

児童英語教授法 MAT(Model, Action, Talk)メソッド考案者
BenesseこどもちゃれんじEnglish 英語監修者

著書「Let’s Go」シリーズ(オックスフォード大学出版局)は、児童英語教材として、日本のみならずアジア各国でロングベストセラー、国内外で学校教科書として採用されている。「こうして教える子どもの英語」(アプリコット)など著作多数。

〈現在〉
1980-2003 AETC(The Association of English Teachers of Children)子ども英語教師の会代表。 ボランティアとして日本の児童英語教育の発展のため、児童英語教師の有志とともに活動する。 1987-現在 IIEEC英語教師トレーニングセンター代表

と…なんだか、すごい経験豊富な英語教育者ですね。

ちなみに「MATメソッド」というのは仲田利律子さんが作った「Model, Action, Talk」を中心とした児童向けの英語レッスンメソッドです。

日本でも講座を開いているようで、流暢な英語で話しながら、英語の先生たちを指導しているようです。たまに日本語を交えた指導をしているかなりのベテラン講師のようです。

ちなみにこの「LET’S GO」シリーズは、国内外で学校教科書として採用されています。仲田さんの著書にはほかに「こうして教える子どもの英語」(アプリコット)などがあり、中国語や韓国語にも訳されているようですよ。

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「LET’S GO」シリーズの種類と内容

では、次に「LET’S GO」にはシリーズがあり、その内容を見ていきたいと思います。

「LET’S GO」シリーズは「LET’S BEGIN」をはじめとして1~6シリーズ、全7つのシリーズがあります。リップルキッズパークでは、主に1~6のテキストを使用しています。

LET’S GO 1 友達の紹介や家族について話しができる
LET’S GO 2 ほかの人がしていることについて話しができる
LET’S GO 3 ほかの人がしている仕事について話しができる
LET’S GO 4 規模や夢、過去にしたことについて話ができる
 LET’S GO 5 活動や、過去そして未来について詳しく話ができる
LET’S GO 6 今まで学んできたことを使って、世界中の人と話ができる

このテキストは、個人差はありますがシリーズ1・2を1年目、シリーズ3・4を2年目、シリーズ5・6を3年目と、1年で2冊進んでいくと、3年間ですべて終えられます。

中学校入学前に、このテキストを終えておくと、中学英語の授業はずいぶんと楽になると思います。

「LET’S GO!」テキストは書店やオンラインで購入が可能です。リップルキッズパークのサイトからも購入することができます。しかし、レッスン時に講師からテキストを提示してもらえることができるので、必ずしも購入する必要はありません。

しかし我が家では、この「LET’S GO」に関しては、子どもに一冊ずつ買い与えています。さらに、「ワークブック」もセットで購入してて、復習をするときに使わせています。

おススメの使い方は、レッスン後すぐか、次のレッスンの直前に「ワークブック」を使って復習または予習をさせることです。

テキストとワークブックのセットで、自分だけの教材ということを意識して、書いたり塗ったり切ったり貼ったりして自由に英語の世界を楽しんでほしいからです。

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「通常コース」市販テキスト以外に使われているオリジナルテキスト!

また、リップルキッズパークの「通常コース」ではインプットとアウトプットをバランスよく学んでほしいという考えから、オリジナルテキストを無料で提供しています。このテキストの役目は先ほども述べたように、市販の教材以外でのアウトプットを強化するための、リップルキッズパークオリジナルの教材です。

以下がリップルキッズパークのオリジナル教材の例です。

このように「写真」「リーディング」「意見を述べる」「状況題材」といった4種類の内容の無料テキストがレベル6まで用意されています。

講師がその生徒ひとりひとりの必要に応じて判断し使用してくれるようですが、こちらから「〇レベルの〇番目のテキストを使用したい」と要望することも可能です。

積極的に自分のレッスンをカスタマイズしたいときは、要望欄にかいて直接講師に要望するのがいいと思います。

以上が「通常コース」で使用されているテキストについてでした。

「リップル英検」は完全無料のオリジナルテキストを使用!

ではリップル英検3級コースの内容についてお伝えします。

このコースの詳しい内容については、別記事「リップルキッズパークの「リップル英検」で子どもの英語ヤル気アップ!」で説明していますが、そのなかから抜粋した3級の学習内容が以下の表です。

「英語の勉強が初めて」というレベルの子どもがこの3級レベルとなります。「聞く」ことと「話す」ことを中心にしているコースです。

「聞く」 簡単な語句や文章を聞き、理解することができる。(3〜5語)

「話す」 身近にある簡単な語句を使い、コミュニケーションができる。(2〜4語)

というのが目標となります。

それでは、「リップル英検コース」のテキストについてお伝えします。

テキストは、無料のオリジナルテキストになります。

以下はリップルキッズパークの実際の例です。

●アルファベットの学習

●アルファベットの練習

●アルファベットの練習2

そして、今回であればアルファベットについて様々な角度から学んだ後に「チェックテスト」を行ってレベルアップしていくという感じです。

以上が「リップル英検コース」テキストの種類と内容でした。

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「英検二次試験対策」テキストの種類と内容

「英検二次試験対策」とは、「実用英語技能検定」いわゆる今注目の「英検」のことです。逆に「リップル英検」のことではありません。

こちらもコースの目標や内容については「子どものための「英検(実用英語技能検定)」の二次試験対策はリップルキッズパークにお任せ!」のところで具体的にお伝えしています。

この「英検二次試験対策コース」のテキストについては、リップルキッズパークが準備している無料テキストや、推奨する市販テキストはありません。

テキストではなく、「問題カード」というものを先生が提示してくれます。

英検の二次面接対策ということで、「問題カード」を提示され、その問題カードに書いてあることについての質問に答えたり、プレゼンテーションをしたりしていきます。

実際には、本番では面接官より「問題カード」を手渡されますが、対策レッスンでは先生がスカイプのIM欄(チャット欄)にURLを送ってくれます。

URLをクリックするとウェブ上で「問題カード」を見ることができるという仕組みになっています。

具体的なテキストはありませんが、本番さながらのリアル感が経験できます。

これに慣れておくと、実際の英検二次試験では、心構えができるので、緊張しないまでも落ち着いて試験を受けられると思います。

我が家はまだ英検にはチャレンジしていませんが、その時が来たら、この面接の練習を使用しない手はないと思います。

以上のように、「通常コース」「リップル英検コース」の2つのコースに加えて、「実用英検二次試験面接対策」についてのテキストについてお伝えしてきました。

いずれも、「市販」のテキストに頼り切るのではなく、「市販」のテキストをうまく生かしつつ、足りないところを「オリジナル」のテキストで補っていたり、よりアウトプットの力がつけられるように工夫してあったりしているところがわかりました。

このように、リップルキッズパークはこれまでの経験やお客さんの要望から生まれた教材やシステムが多く存在するのではないかと思います。

そして、「要望欄」をうまく利用し、レッスンの受け方によっては、要望をどんどん出していって、完全に自分たちでレッスンをカスタマイズすることも可能ということも見えてきたのではないでしょうか。

子ども向けオンライン英会話に頼り切ることもできるし、積極的にオンライン英会話を「使う」ということも選択できます。そうするかどうかは、子どもの特性を見極めて判断すると良いと思います。

我が家は「要望欄」をうまく活用して講師に要望をだして、子どもたちがオンライン英会話を楽しんでいます。

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リップルキッズパーク徹底解明!~無料体験でできること~

今はやりの「子ども向けオンライン英会話」をテレビのコマーシャルやインターネットの広告でよく目にします。「まずは無料体験を!」とか「体験〇回まで無料!」とよく目にしますが、「無料体験」ってなんだか面倒くさいイメージがあります。もし無料体験をしたら一体どんないいことがあるのでしょうか?オンライン英会話って本当に本当にイイものなのでしょうか?

無料体験をするためには、会員登録をする必要がありますが、今回はリップルキッズパークの無料体験をするために会員登録をするとどんな特典があるのかということをお伝えしたいと思います。

子ども向けオンライン英会話の無料体験ってなに?何回できるの?

一般の通学型英会話教室での無料体験があると思います。一般の通学型英会話教室では、キャンペーンをやっていない限り、大体1回の無料体験ができるところが多いです。

しかし、オンライン英会話では最低2回の体験ができるところが多いです。オンライン英会話は実際に直接講師と接しないからこそ、通学型の英会話教室よりもたくさん体験をする必要があると思います。

「子どもが英会話レッスンに興味があるのかとか」「続けられそうなのか」…といったことを把握するには、正直なところ、オンライン英会話の無料2回レッスンでは足りません。

通学型の英会話教室となると、1回の体験だけできめてしまい、結局、入会金、教材費、運営費などの高額な料金を払った後に続けられずやめてしまうケースが少なくはないです。

実は、我が家の場合も、通学型の英会話教室に子どもがどうしても続けたくないといいはじめ、4月に運営費1年分を払った矢先にやめてしまったことがあります。教材もそろえた後なので、親としてはがっかりしました。でも、子どもに無理やり続けさせる方がよくないと思ったので、泣く泣くやめさせました。

ではオンライン英会話はどうかといいますと、無料体験が終わってまだ判断がしきれないと思っても、「体験料金」に匹敵するぐらいの低額料金で実際の「通常レッスン」を受けられてしまいます。

もちろん運営費はいりません。また入学金が無料だったり、無料教材を使用するところが多くあるので、無料体験が終わったあとも、子どもの様子見のために気軽に入会することができます。

また、やめるのも違約金などが発生しないところが多いので、やめたいときに支払い期日さえ気を付ければ、手軽にいつでもやめることができるというイメージです。

リップルキッズパークの公式サイトはコチラ

無料体験をするためには会員登録が必要

無料体験をするためには大抵のオンライン会話会社にメール登録し、本登録する必要があります。

登録は無料です。(わたしの把握しているオンライン英会話教室では。)

リップルキッズパークの場合、無料登録すると無料で会員コンテンツが利用できます。それは、「日本の昔話を英語で講師が音読してくれる」というのを無料で聞くことができます。

絵こそないですが、テキストがついていてプラス音声があるので、子どもと一緒にテキストを見ながら、また音声だけでも繰り返し聴くことができます。

では、無料会員コンテンツの内容ですが、「桃太郎」「金太郎」「一寸法師」「花咲かじいさん」「鶴の恩返し」の音声とテキストです。どのコンテンツも最低一人以上の講師が読み聞かせをしてくれています。

無料コンテンツは以下の「会員メニュー」の「無料コンテンツ」というところから見聞きすることができます。

この「無料コンテンツ」ボタンはサイトの左端に出てきます。

活用方法としては、まだ小さな子どもの場合、毎日決まった時間や、遊んでいる時間にパソコンからもしくはタブレット端末から流し続けるというものです。

大きくなってくると。テキストと一緒に英語を目で追いながら耳で聞くという作業がいいと思います。

大体、言語の臨界期(「自然に学ぶ」のと「意識して学ぶ」のの境目)は10歳前後といわれていますので、10歳より以前はて「テキスト」無しで音声のみを繰り返しながすことで、10歳以上は親と一緒にテキストを発音してみるのもいいと思います。

また、知らない単語が出てきたら、英語辞書の引き方を教え、日本語訳を書き込んだり、単語帳をつくったりして楽しむのも一つの方法です。

 

 

 

わたしはたまに子どものために、また自分自身が現地の外国人の言い回しを学びたいために、CD付の英語絵本を買います。

これまでディズニーやトーマス、エリックカールなどのCD付英語絵本を買ってきました。

リップルキッズパークの場合、絵がなく音声とテキストなので物足りなさがあるかもしれませんが、繰り返し聴かせるのにはもってこいです。

しかし、日本の昔話を英語で読み聞かせというのはもっといいアイディアだと思います。

なぜなら、近い将来、もしくは将来、子どもが外国人に日本の文化を伝えるうえで、とても役立つと思うからです。

英語圏には「ナーサリーライム」や「マザーグース」といった伝承物語をリズムよく歌ったり言葉遊びをして楽しんだりするものがあります。それらは、多くのネイティブにとって英語を学ぶ有効な手段で、「ナーサリーライム」や「マザーグース」といいます。

子どもたちはこういった言葉遊びや歌を繰り返し繰り返し口ずさむことで、様々な言い回しを覚えてきます。

わたしたちもネイティブが英語を学ぶように、楽しんで英語学習をすることができると思うのです。その材料の一つが「英語で楽しむ日本の昔話」だと思います。

音声を吹き込んでいるのは、リップルキッズパークの講師と表示されているので、全員フィリピン人のため発音を心配していましたが、聞いてみると全く問題ありませんでした。

むしろ、ネイティブよりも第二言語として英語を話す人口の方が多いので、小さいころからいろいろな英語の発音を聞かせる方がいいと思います。

本当に準ネイティブは世界に数パーセントしかいないといわれていますから…。

大人と違って子どもの場合は「耳を育てる」ことが第一に大切なことなので、こういった無料コンテンツを活用するなど、ありとあらゆる手段を使って「英語耳」と作っていきましょう!

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無料体験でできること

では、無料体験の授業内容についてお話しします。

リップルキッズパークは多彩な体験を選択できそうなので、全部は把握できないため、電話でインタビューをしました。

ズバリ「リップルキッズパークの無料体験でできること・できないことは?」です。

〈リップルキッズパーク無料体験でできること〉

「9段階レベル判定ってなに?」

9段階レベル判定は、通常コースを選んでいればレベル判定をお願いすることができます。

我が家の場合は、判定をお願いしたかどうかも忘れてしまいましたが、きちんと得意分野と不得意分野をグラフにしてレポートしてくれたため客観的な把握がしやすかったです。

※9段階レベル判定申し込み方法

「無料体験でも9段階レベル判定申し込みできるとのことですが、それはどのようなモノ?どうやって申し込む?」

自分の英語レベルを文章とグラフで判定してくれるので、自分のレベルを知ることができます。そして、それに見合ったレベルのオンライン英会話を学ぶことができます。

わたし自身が忘れてしまったため、ここでは9段階レベル判定の申し込み方法を振り返りたいと思います。

〈無料体験例〉

その1:1回目はレベル判定をしてもらい、2回目は、1回目で出た結果をもとに「強化」したいところを要望欄に書いて講師にお願いする。

その2:1回目の判定で「できない」ところよりも、2回目で「できる」ところから伸ばしてもらう。

「初心者から学べる「リップル英検コース」は体験できる?」

せっかくの無料体験ですから、子ども自身が自分のレベルアップが体感できる「リップル英検コース」をいきなりやってしまうのも手です。

リップルキッズパークは「実用英語技能検定(いわゆる英検)」とは関係なく、会社独自の「英検」が学べるコースがあります。

こちらもナント無料体験の時から利用できるそうです。

コースの選択をする際「リップルキッズパーク」を選択します。

この英検は「ABC」がわからない状態からも始められるので、初心者も安心してチャレンジできる英検です。

負けず嫌いの子どもなら、レベルアップを目指した目標を立てられるかもしれません。

「絵本の読み聞かせのようなものも要望できる?」

英語で読み聞かせをするのが大切だということは知っているけど、苦手だと思っている人はたくさんいます。

そこで、講師たちの雰囲気を知るためにも「英語による読み聞かせ」を要望欄に記入するという使い方もあります。子どもがどこまで外国人の、しかもパソコンの向こう側の読み聞かせに集中できるかということも知る手掛かりになると思います。

ただ、「要望する絵本がないことが考えられるので、その時はテキストを音読するということになるかもしれません。」とのことでした。

絵本をたくさん用意していないのは残念です。

0歳から2歳までが受けることも可能か?

これは、通常コースのレッスンにかかわっていることで、目安としては3歳からとしているので、ちょっと無理やりな感じでしたが聞いてみました。

「リップルキッズパークは3歳以上といっていますが、0~2歳は受けられないのですか?」ときいてみると、

「一応可能」ということでした。

受け方としては、親がレッスンをしているときに一緒に膝の上に座らせるなどして、英語でのやり取りを聞かせるという人もいるとのことでした。

確かに講師と子どもの一対一のレッスンもいいと思いますが、英語で話している様子を見せたり聞かせたりするということは、大切だと思いました。

その大人のレッスンの内容ですが、やはりレベルに合わせてテキストを活用しながらレッスンをするようです。

初心者や苦手な人には「Let’s Go」という子ども向けのテキストから始めると思いますが、レベルが上がってくると「Side by side」というテキストになり、次に「International English」というテキストにレベルアップしていくようです。

もっと上級になると英語のニュースを題材にして、考えを述べたりフリートークなどをするレッスンもあるということでした。

もちろん親が無料体験を受けてもいいわけですから、要望欄にいきなり「レベル」や「やりたいこと」を書き込んでもいいのです。

リップルキッズパークの公式サイトはコチラ

リップルキッズパーク無料体験まとめ

いろいろな活用方法があることがわかりましたが、子どもや自分のレベルを知りたい人はまずはぜひ「9段階レベル判定」をやってみるのがいいと思います。

このようにして、リップルキッズパークの無料体験に申し込むだけで、いろいろなメリットがありました。

リップルキッズパークの無料体験のデメリットを挙げるならば、初心者の講師が「無料体験」を担当するということでしょうか…我が家の場合、講師は一生懸命やってくれましたが、兄弟が茶化したということや、講師の経験が浅いためか、泣いてしまうことがありました。

そのため、初心者の先生かどうかをちゃんと見極めてください。

見極め方は講師の名前の横に「初心者マーク」が付いています。

わたしはこれを見落としていました。ですので、初オンライン英会話であれば、子どもが続けられるようにするためにはベテランの講師を選んだ方がいいのかもしれません。

もう一つ、デメリットは人気のある先生は、すぐに予約が埋まってしまうというところです。これは、「長くリップルキッズパークを続けている人を優先させる」制度を取っていることもあって、長年の会員さんは優先して講師の予約をすることができるというものです。だから、無料体験で「この先生、いいな」と思っても、予約が難しい場合があります。

しかし、これは一概にデメリットとは言えないのです。なぜなら、この「長年続けている会員さん」を優先するという制度は、後々自分が長くオンライン英会話を続けていく中で、有利に働くようになるからです。だから長ければ長くる続けている生徒さんを優先させて、あえて格差を持たせているというのです。

長く続けていけば、優遇されるようになるので、その立場になれば理解できることではないでしょうか。

以上のようにリップルキッズパーク無料体験のメリットについてお話してきました。

「やってみようかな?」とか「少しだけ興味がある」という人でもお手軽に始められてるのが子ども向けオンライン英会話です。無料会員登録したからって、有料会員にならなくても、そのままマイページをいつでも開くことができます。もし無料会員もいやというのなら、すぐに会員を退会することができるというのがメリットだと思います。

以上、メリット・デメリットなどを是非参考にして始めるかどうかの判断材料にしてくださいね。

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