仕事で英語を使いたい!子どもの将来の英語就職「フード業界」編

仕事で英語を使いたい!子どもの将来の英語就職「フード業界」編

このページでは、お子さんの職業選択の参考として、基本的な仕事・資格の情報を載せています。

今回は、「フード業界で働こう」というテーマで、「料理人・パティシエ」、「フードジャーナリスト」、「商品開発担当者」の情報を載せました。

毎回書いていて感じることは、やはり「英語」はただの道具であるということです。まずは、しっかりとしたスキルを身に着けるということが大前提です。そのうえで、「英語」という道具があれば、より幅広く活躍できるのです。

※仕事情報の横に書いてあるレベルについて

A:日常会話レベル B:日常中級レベル C:ビジネス英会話レベル D:バイリンガルレベル E:アドバンスレベル

目次

料理人・パティシエ 英語力:A

グローバル化にともない、食の国際化も進み、国境を超えた新しい食材に出会う機会も増え、料理人やパティシエの活躍は国内にとどまらず、今や全世界となっている。

料理人・パティシエとはどのような仕事?

料理人の基本は、和食・洋食・中華・東南アジア・中南米…などといった専門分野があり、料理を人に提供することが基本の仕事だが、その内容は職場によって求められる技術も異なり、料理補佐からレシピを考え店のメニューを考えたり、高度な技術を求められたりするような仕事内容となる。

パティシエの場合も、料理人と重なる部分が多くある。独立し有名店を経営となれば、メディアの取材を受けたり、雑誌やテレビ局などからの依頼を受ける仕事も考えられる。

料理人・パティシエに適している人

料理やお菓子作りが好きであることが前提。一見華やかに見える料理やパティシエの仕事だが、厨房で一日中立ち仕事をするのと、同時に重たい食材の詰まった段ボール等を運ぶ作業もある。そして量産するための材料を大きなボウルでかきまぜたり、また、熱いガスコンロの回りで何時間も作業したりするため体力が必要。

味覚のセンスを磨き続けられることはもちろん、芸術性や異文化などに触れられる機会を積極的に増やしていく好奇心や探求心の強い人。

料理人・パティシエにはどのようにしてなる?

昔と違って、見習いとして店に入って修行するのではなく、ある程度規模の大きな店で働くためには、調理・製菓などの専門学校を卒業した人を採用することが増えてきた。また、欧米諸国などの料理学校へ留学し、日本国内外で就職する方法もある。

将来自分の店を持ちたい場合、料理や製菓の腕を磨きながら、経営関連の事務的な知識(経理、在庫・原価管理など)や経験を得ていく必要がある。

フードジャーナリスト 英語力:C

食に関する、グルメから食糧問題まで活動の幅は広い。食のグローバル化が進み活躍の場は国内外問わず。

フードジャーナリストはどのような仕事?

「食」にまつわる多彩な情報を、豊富な知識と的確な判断でいろいろなメディアを通して発信していくのがフードジャーナリスト。料理、食料政策、農業、水産業、飲食業界、食品業界、健康、食育などそれぞれの分野でスペシャリストとなり、食に関して、幅広くそして専門的に活躍できる。そこへ英語という道具が加われば、世界各国へその舞台が広がり、国際的に活躍できるフードジャーナリストになることができる。

フードジャーナリストに適している人

「食べるのが大好きな人」といいたいところだが、食に対するあらゆることがかかわってくるため、食に対する知識だけでなく、その背景にある歴史や文化、その土地の風土などといったことを理解するのにためらわない、好奇心旺盛で探求心のある人が向いている。

フードジャーナリストにはどのようにしてなる?

出版社や新聞社などで、料理やフードビジネス、農業、水産業といった記事を執筆していた人が、その経験を生かしてフリーのフードジャーナリストになり、活躍することが多い。まずは、大学などを卒業後、出版社や新聞社に就職し、経験を積みフリーを目指すことが早道である。

商品開発担当者 英語力:C

世の中のニーズを読み取り、世界各国から最新の味覚情報を獲得し、それを商品化・改良して人々の食のニーズに応えていく。

商品開発担当者はどのような仕事?

消費者のニーズに合わせた商品をタイミングよく市場に送り出す仕事。マーケティングリサーチの結果や商品コンセプトを技術開発、生産、販売、営業、広告などの各分野の担当者と話し合い、新商品の企画を行ったり、すでに商品化された商品をその時のニーズに合わせて改良していったりする。

商品開発担当者に適している人

食に関する基本的な知識を持ち、食のトレンドを的確に読み、情報を分析し、商品化に向けて企画提案していく、行動力と構想力が必要。また、物事の先見性や想いを形にする創造する力も必要。

商品開発担当者にはどのようにしてなる?

農学部や畜産学部、家政学など食品関連の学部や大学院を卒業したり、栄養士や調理師の資格などを持った人が試食品メーカーや外食産業の商品開発部に配属されることが多い。また、社会学系で学んだ後、マーケティング部門から商品企画などの仕事に携わるケースもある。さらに、別として食品メーカーや外食企業の商品を請け負う会社で、フードコンサルタント、フードコーディネーターとして働くことも可能。

このように英語を使った「フード業界」の職業はたくさんあるようです。子どもが将来、「外国で働きたい!」とか「外国で修業がしたい!」と思った時から英語を始めてもすぐには身につきません。

いかに幼少期から「英語に触れさせるか」とか「外国文化に触れさせるか」などといったことを経験させたり、英語に常に触れられるような環境を整えてあげられるかが大切になってくると思います。

赤ちゃんや幼児期の前半は主にインプットを、幼児期の後半から小学校まではアウトプットも視野に入れた英語環境を整えてあげましょう!

その環境を整えられるのは、わたしたち「親」であることは言うまでもありません。

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著者について

河内咲子 administrator

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