カテゴリーアーカイブ 英語で日本を紹介しよう!

子どもと一緒に英語で日本を伝えよう!~英語 de 花見~

外国の子どもや大人に、日本のことを紹介する機会があるとき、何をどのように紹介したらいいのか困ってしまいます。2020年には東京オリンピックがひらかれ、「おもてなし」することの頻度が高まりつつあります。

そこで、外国人の人々に「見たり聞いたりするだけでなく、体験してもらおう!」というコンセプトで日本を外国に英語で紹介するときにどういう方法があるのかシリーズでまとめています。

日本について写真や文書にまとめてプレゼンテーションをすると同時に、実際に触れたり歌ったり作ったりして楽しんでもらおうという企画をしました。

目の前に桜がなくて困っていても、写真などを見せて体験してもらうことで、日本の文化をより印象付けることができます。そして、私たち伝える日本人側も、より日本の文化や歴史に理解を深めることができるのです。

このページでは、子どもも大人も、時に一緒に、外国人に日本の良さを簡単に伝える方法を提案しています。

さあ、あなたもプレゼンテーターになって日本の文化を紹介しましょう!

「英語de花見」プレゼン編

まず、花見について子どもがプレゼンしやすいように短めの文章にまとめました。わたしがまとめた内容を順を追っていけば、体験型のプレゼンテーションになると思います。ぜひ参考にしてください。

花見について

●“Hanami” is enjoying outdoor parties under the cherry trees in early April.

花見とは4月の初めに桜の木の下で宴会を楽しむことです。

●The peak bloom period depends on the place and climate.

桜の満開時期は地域や気候によって変わります

●Every spring, many parks get crowded with viewers and street stalls.

毎年春になると、多くの公園は食べ物を売る屋台やお花見客で賑わいます

●We enjoy eating and drinking with family, friends or coworkers under the fully bloomed cherry blossoms.

家族や友人、同僚と集まって、満開の桜の木の下でお酒を飲んだりお弁当を食べたりして楽しみます

このようにして、子どもが英語を使ってプレゼンをするときの参考の文章をいくつか載せました。この文章と同時に、写真や絵を用意して、見せながらプレゼンするとより伝わりやすいと思います。

今回は、「花見」に関する「歌」や「クラフト」を英語で紹介してみましょう!

英語de花見:実践編「歌」バージョン

次に実践編と題して、日本の花見を外国人に体験してもらいましょう。

初めは「さくら~さくら~♬」でおなじみの文部省唱歌「さくらさくら」です。

一緒に歌ったり演奏してみるのもいいと思います。

〈さくらさくらの説明〉

●”Sakura Sakura” is one of the most famous traditional songs in Japan.

「さくらさくら」は日本でもっとも有名な伝統的な歌の一つです。

★歌「さくらさくら」

〈歌詞〉

〈楽譜♫〉楽譜を載せてありますので、参考にしてください。

Sakura_sakura_F-Dm

〈音源♪〉音源を載せてありますので、参考にしてください。

Sakura_sakura_F-Dm

英語de花見:実践編「クラフト」バージョン

それでは最後に、外国人といっしょにできる簡単なクラフトをご紹介します。

100均のお店で手に入る、「お花紙」には2種類あります。1つは、みなさんも昔やったことがある人が多いと思いますが、開いた状態で売られているお花紙です。

もう一つは今すぐにでもはさみでチョキンと切れるような、折ってある状態のお花紙です。

外国人は意外と手先が不器用な(偏見でしたらごめんなさい。カナダでの経験上でのお話です。)人が多いため、まずははじめから折ってある状態のお花紙を使用したいと思います。

八重桜の簡単な説明

●There are a lot differint kinds of cherry blossoms in Japan.

日本にはたくさんの種類の桜があります

●Yaezakura blooms earlier 1to2weeks than Someiyoshino which one of the famous cherry blossoms.

そのなかでも八重桜は有名なソメイヨシノよりも1から2週間遅咲きです

●Yaezakura has many petals.

八重桜は一つの花にたくさんの花びらが付いています

英語de花見:実践編・クラフト「八重桜」

 

〈材料〉

  • お花紙
  • 輪ゴム
  • ひも

〈道具〉

  • はさみ

 

〈八重桜の作り方を紹介しましょう:Let’s introduce how to make Yaezakura〉

1 Tie the center of the paper with a rubber band.

真ん中を輪ゴムで縛ります

3 Round off the corner of the papper with scissords.

お花紙のふちを丸く切ります

4 Open the flaps gently to make Yaezakura.

八重桜の花をつくるためにやさしく広げます

5 Hung them with strirings.

紐につけます

最後のあいさつ文

●Why don’t you decrate it in your room?

八重桜をあなたの部屋に飾ってみてください。

●Enjoy Hanami under cherry blossom trees!

桜の木の下でぜひ花見を楽しんでみてください

●Why don’t we have a party under the cherry blossom trees.

花見を一緒にやりませんか?

「英語de花見」まとめ

このようにして、ただ説明するだけよりも体験型にすることによって、プレゼンする本人も知識が深まりますし、なによりもみんなで楽しんで日本の文化や歴史を知ることができます。

今回載せてある英文を親子で練習したり、英文を自分たちでアレンジしてみたりしてプレゼンの準備をしてください。また、あらかじめクラフトなどの下準備をすることで、スムーズなプレゼンができると思います。

今回「プレゼン」という堅苦しい言葉でお伝えしましたが、何よりも日本の良さが伝わることが目的なので楽しみながら身振り手振りを加えながら伝え切ることを大切にしてください。

また、紹介したクラフトは簡単ですが、とても華やかな桜が出来上がりるので喜ばれると思います。みなさんもぜひ試してみてください。

子どもと一緒に日本を英語で紹介しよう!~英語deおりがみ~

世界のみんなに楽しんでもらえる「おりがみ」

海外で日本を紹介するのに、楽しんでもらえるのが「おりがみ」です。

Sakikoもカナダの小学生に紹介して来ました。真四角の紙一枚が、いろいろな形になるのが不思議なようで、簡単なモノからはじめて、5月には兜を作って(カナダの学校は9月スタートです)、自分たちでかぶって、子どもの日のお祝いをしました。

わたしが折り紙の授業で初めに行った、簡単なモノというのは、下の方に載せてある「犬と猫」です。

実は、私の訪れたカナダの小学生は、おりがみをやったのが初めてという子がほとんどで、正方形の紙を三角に折ることさえ難しいらしく、「Sakikoこれでいいの?」「この折り方でできるの?」という具合に、質問の嵐を受けました。しかも、日本の3,4年生の子どものように、角と角とぴったり合わせられない子が多くてびっくりしました。それでも、子どもたちはみんな、「Sakiko、みてみてできたよ!」と、「犬・猫」や「かぶと」などの作品をわたしにみせてくれ、嬉しそうにしていました。

もし、外国のお子さんに、日本の文化を伝える機会があれば、ぜひ下の英語での折り方を参考にして、楽しくいっしょにやってみてください。ちなみに、英語、日本語交互で載せますので、声に出して親子で練習してみてください。

 「おりがみ」を紹介!

〈おりがみ紹介〉お子さんと、声に出して言ってみよう!

●Origami is one of Japan’s traditional paper–craft arts.

折り紙は日本の伝統芸術のひとつです。

●Children are taught how to make origami by their parents and grandparents or also friends.

子どもたちは、親や祖父母、友達から折り方を教わります。

●It’s amazing that a piece of square paper changes into many things, like animals, boxes, and also toys too.

四角い紙が、動物、箱、おもちゃなどに変身するのは、とても驚きですよ。

折り方ーHow to make

まずは、基本中の基本、折り紙そのものである、正方形の紙を作りましょう!

Step1【正方形の作り方・How to make a square paper from a rectangular paper】

外国に行くと、折り紙のような正方形の紙はなかなか見当たりません。カナダやアメリカにも百円ショップのような”Doller Shop”があるのですが、そこにも置いてませんし、他の雑貨屋さんにもめったにありません。あるとしたら、本屋さんに置いてある、「折り紙の本」の中に、折り紙が数枚おまけとしてついていたのを覚えています。そして、そういった本は、とても高額です。

そこで、折り紙は自分たちで作る!作れる!ということからはじめましょう。

まずは、おりがみ(正方形)を作るところから伝えましょう。

スライド1

単語:rectangular  … 長方形の  fold …折る  bottom … 下  left … 左  flap … 部分

Step2【犬と猫・Dog and Cat】

お次は、カナダの小学3・4年生の子どもたちに質問攻めにあった、犬と猫です。三角に折ること、そして、顔に対する耳の割合が難しいようですよ。日本の子どもたちにとっては、簡単なことでも、折り紙をはじめて触る子たちにとっては、不安になるようなので、ゆっくりやさしく伝えられるといいですね。

スライド2

単語:half…半分  triangle…三角  point…角  tip…先  draw…描く  turn over…ひっくり返す

Step3【かぶと・Helmet】

子どもの日を紹介するときに、とても喜ばれるのが、「かぶと」です。

新聞紙のような大きな紙を長方形に切ってから作ると、実際にかぶれるので、子どもたちには人気のようです。別の新聞紙を丸めて、剣にしてチャンバラ遊びも楽しいですね。

スライド3

単語:     side…横  inside…中へ

いかがでしたか?親子で、英語を声に出しながら、おりがみを折ることができましたでしょうか?

fold, corner, top などなど簡単な単語で、おりがみのレクチャーができてしまうことに気がついたかもしれません。

英語って意外とシンプルなのです。

英語は「道具」です。楽しく使っているうちに、自然と自分のものにしていきたいですね。我が家も楽しみながら、英語を日常生活の中に取り入れていきたいと思います。

学んだ「英語で折るおりがみ」を外国人に紹介しよう!

また、このように英語で学んだ日本文化を外国人に披露してみてはいかがでしょうか?

とはいえ、外国人に披露する場所なんてどこにあるのでしょうか…。

大丈夫です、自宅で気楽にはじめられる、子ども向けオンライン英会話があります。

今年度から小学校でも英語教育が本格的に始まりました。小学校5、6年生では、英語になんと「成績」が付くようになりました。しかしそれはわたしたちが学んできたような「英語の単語や文法を覚えてテストで答える。」ものから、「会話重視」つまり「使える英語」をめざす英語教育になりつつあります。

普段、学校でも、「調べ学習」をして「まとめ」をして繰り返し「練習」をして、「発表」する機会があるかと思います。発表することで「ただの知識」が「より深い理解」につながるのです。

今回の折り紙に関しても、人に伝えて初めて、知識がより「自分の力」「深い知識」として定着するということです。

そこで、子どもたちは、知識をインプットするだけでなく、得た知識をいかに自分が得た知識や調べたことをまとめ、人に伝えられるかというアウトプットする力が非常に大切になってきています。

今回知った「おりがみの折り方」を英語で誰かに伝えることで、英語の単語だけでなく文法や構文が「深い知識」として身につけられるのです。

そこで提案があります。

ぜひ外国人におりがみを発表してほしいのです。

外国人は普段おりがみに接することがないので、冒頭でもお伝えしたように、おりがみを折っていくと「魔法を見ているかのようなまなざし」で眺めてくれます。

そんなおりがみの折り方を外国人に教えてみましょう!

そうすることで、自然と英語を身につけるのはもちろん、英語でコミュニケーションする能力が断然アップします。

わたしも、カナダの語学学校で「子ども英語」を専攻しましたが、自分で身につけた知識や情報をまとめ、発表する機会をたくさん得ることによって、英語力が一気にアップしたのを実感してきました。

しかし、英語の学習塾や英会話教室では、その教室の独自のカリキュラムがあって、子どもが先生に折り紙を披露する機会はありません。

そこで、いまはやりの子ども向けオンライン英会話というのがあるのですが、独自のカリキュラムはもちろんありますが、実は、自由にカスタマイズできるところが多いのです。

どういうことかといいますと、要望欄などで「先生に折り紙を紹介したい」「プレゼンの練習をアドバイスしてほしい」と伝えればいいのです。先生は喜んでOKしてくれるはずです。

子どもにはどんどんアウトプット、つまり英語を楽しく使える機会を持ってほしいです。その環境を作れるのは、ほかでもない親なのです。

これから必要なのは英語単語の知識や英文法ではありません。

英語を使ってコミュニケーションを楽しく行うことが大切です!

英語はコミュニケーションのための道具です。
わたしたちの子どもが、英語という「道具」をつかって、世界中の人と会話ができるようになるようなきっかけづくりができたらいいですよね。

子どもと一緒に日本を英語で紹介しよう!~英語de日本語の数え方~

私たちが英語を学ぶとき、当然のように「A」「B」「C」…といったアルファベットを学びます。それは、アルファベットの形や音、歌などから英語に興味付けをするために有効だからです。そして「one」「two」「tree」…といったかずの数え方も学びます。数字自体を日ごろからよく目にするので、子どもには触れやすく、特に1から10は、言葉遊びのように繰り返し口ずさみます。

つまり、アルファベットや数字というのは、英語を言語習得する過程の第一歩です。今回は、数字の日本語での数え方を、英語をつかって遊んでみよう!というものです。

わたしは、英語はあくまでもコミュニケーションを図る道具だと考えています。その道具をどんどん使い倒すことで、「英語を経験をもって身に付ける=英語という道具を使って英語を自然と身につける!」ということになります。道具はどんどん使っていきましょう。

 

さあ、それではいってみましょう!

かずの数え方編

突然ですがまず、これを読んでみてください。

itchy

→knee

→sun

→she

→go

→rock

→hitch

→hutch

→Q

→juice

 

 

いかがですか?読めましたか?

では、読み方の答え合わせです。(  )の中は意味を載せました。

 

itchy イッチ(かゆい)

→knee ニー(ひざ)

→sun サン(太陽)

→she シー(彼女)

→go ゴー(行く)

→rock ロック(岩)

→hitch ヒッチ(ヒッチハイク)

→hutch ハッチ(ハッチ)

→Q キュー(アルファベットのQ)

juice ジュー(ス)(ジュース)

 

もうおわかりですよね?

 

itchy 1,  knee 2,  sun 3,  she 4,  go 5

rock 6,  hitch 7,  hutch 8, Q 9,   juice 10

 

これは日本語で1から10までの数え方を、英語の音に合わせて数えやすくしたものです。

わたしが日本語教師アシスタントのボランティアとして過ごしたのはカナダです。カナダでは、オーストラリアに比べて日本語教育が盛んではありませんが、小学校、中学校、高等学校の第二外国語の選択教科として、日本語をひとつの教科として教えている学校があります。

特にオーストラリアやアメリカでも日本語教師がいた地域では、この英語音を付けた数え方を知っている人もいます。

このように共通して多くの国で日本語を身体で覚える方法が取り入れられています。

これはジェスチャーを付けることで、身体も一生に動かすため非常に言語を覚えやすくなるからです。さらに、身体を使って言葉を表現する方法は、幼児から小学生までみんなで楽しんで取りむことができるというメリットがあります。

では、かずを数えてみよう!

では、わかりやすくするために、「日本語の数え方」を表にしてまとめてみます。そして、表のほかに、ここでは、子どもが見て楽しめる動作付きイラストをご用意しました。

英語を知識として学ぼうとすると、数字を1から10まで唱えて覚えるといったような暗記中心になりがちです。ここでは、動作付きイラストにすることで、単なる数字のカウントではなく、体を動かして数え方を楽しく自然に身に付けられるようにしました。

ぜひプリントアウトして、まずはお子さんと楽しんでみてください。

  • まとめの表
数字 英語 発音記号と読み方 意味
1 itchy ítʃi    イチィ 「かゆい」
2 knee níː    ニィー 「ひざ」
3 sun sʌ’n   サァン 「太陽」
4 she ʃi;    シィー 「彼女」
5 go Góu   ゴォゥ 「行く」
6 rock rɔ’k   ロォク 「すごい!」「かっこいい!」←「岩」でもいいのですが、あえて(笑)
7 hitch hítʃ   ヒィチ ヒッチハイク
8 hatch hʌ’tʃ   ハァチ ハッチ
9 Q kjúː   キュゥー Q
10 juice dʒúːs ジュー(ス) ジュース

※最後の「10」ジュースは、「ジュー」のみ発音して、「ス」は省いてください。

 

★とにかくやってみよう!

英語でカウント0001

 

動作を説明しますと、次のようになります。

1(イチィ) かゆがる

2(ニィー) ひざを指さす

3(サァン) 大きな太陽を作る

4(シィー) 女の子を指さす

5(ゴォウ) 走る格好をする

6(ロォク) ギターを弾く真似をする

7(ヒィチ) ヒッチハイクの指を出す

8(ハァチ) ハッチを開ける

9(キュウ) Qをつくる

10(ジュー) ジュースを飲む真似をする

 

ぜひお子さんと実践していただいて、英単語とその意味を両方身に付けてください。

英語はコミュニケーションを図る道具です。英語をどんどん使って、英語が自然に身についてしまうのが理想です。

また、もしこの「日本語の数え方」をマスターしたら、ぜひ人に教えさせてあげてください。兄弟でシェアーするのもいいし、親に教えてみるのもいいと思います。誰かに伝えて、喜ぶ姿を見れば、披露した子どもの自信につながると思います。

外国人に実際に披露してもいいと思います。外国人といってもなかなかそのような環境にない場合は「子ども向けオンライン英会話」の先生に披露するというのも一つの手です。「子ども向けオンライン英会話」というのは、インターネットで受ける英語の格安レッスンです。

フィリピンやその他、世界の先生たちと英会話が楽しめるというもので、大体25分で1レッスンのところが多く、ワンレッスン数百円というところもあります。その運営会社にもよるのかもしれませんが、自分のレッスンは自分で組み立てて、好きなことを学ぶことができます。まずお試しで何回かレッスンを受けることができます。

その利便性を利用して、子どもに外国人講師に向かって自分で学んだ英語や、日本の文化などを英語で伝える機会を作るというのは面白いと思います。

英語が話せるようになるには、インプットも大切ですが、自分から「伝えたい!」という想いでアウトプットをすることも大切です。その機会を作ってあげられるのが、「子ども向けオンライン英会話」なのです。

特に子どもが小さいうちは、大人もどんどん一緒に参加して、親子で楽しめると素敵ですよね。我が家もそういうのを目指しています!

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