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2022年おすすめ人気6社「子ども向けオンライン英会話」特徴・価格・レッスン内容を比較!

「小学校で3年生から始まった学校での英語教育に向けて、小さいころから英語の対策をしたい!」

「感染症が流行ってて、外に出にくいから家でできる習い事をはじめたい!」

「とにかくお値打ちに英会話を受けさせたい!」

「オンライン英会話ってよくわからないけど、どんな感じなの?先生ってどんな人?」

親ならだれもが、好条件で子どもに最高の英語環境を整えてあげたいものです。しかもいまや小学校では3年生から英語教育が始まり、小学校5年生以上は英語は成績で評価され、実用的な英語力を持っているか問われる時代がやってきました。

しかし、一方で英語を習わせたいけど「お金も時間もない!」「何をどう始めたらいいのかわからない!」と頭を抱えている親はたくさんいます。

そこで活躍するのが「子ども向けオンライン英会話」です。低料金に抑えられて送り迎えなどの時間にも拘束されないからです。

オンライン英会話のメリットは、「安い!」「講師の採用が厳しく質が安定している」「日にち・時間設定を自分でできる」「送り迎えがない」「運営費がいらない」「学びたい内容をこちらが指定できる」「入学金がかからないところがほとんど!」…など、わたしたちにとって嬉しいことがたくさんあります。

しかし、困ったことに、大人向け・子ども向けのオンライン英会話を合わせると200社以上もあります。そして「料金設定」「受講可能時間」「強み」など、細かなサービスはそれぞれのオンライン英会話で異なります。

「200社もあるなんて、数ある子ども向けオンライン英会話会社をいったいどのようにして選んだらいいの?」また、「各オンライン英会話の違いってどのように見分ければいいのですか?」などといった疑問や質問を持つ人もが多くいます。

オンライン英会話を比較するためには、体験をたくさんすることをお勧めします。なぜならいくら口コミで評判が良くても、我が子に合うオンライン英会話を選ばないと意味がないからです。

そこで子どもに合ったオンライン英会話の選び方についてまとめましたので参考にしてください。

子ども向けオンライン英会話の選び方

どのようにして数あるオンライン英会話を絞ったらよいか、まずは子ども向けオンライン英会話の選び方についてお伝えします。

「英語を習う目的は何か?」

「英検対策」「英語の楽しさを知ってほしい」「帰国子女」「読み書きを強化させたい」など目的はそれぞれだと思います。目的に合った講座内容が用意されているか、しっかりとチェックしてください。

「会員サイトの使い勝手はどうか?」

予約をするときに使うのが会員サイトです。予約の仕方が簡単なのか、講師の情報が見やすいか、講師への要望がしやすいか、わからないところを事務局に質問しやすいかどうか会員サイトの使い勝手を確認してください。

「講師の質はどうか?」

無料体験で講師の質がどうかを確かめられます。厳しい審査を突破して講師になったとはいえ、実際に子どもと合っているか、子どもや人とかかわるのが好きかどうか、誠意があるかなどは体感しないとわからないものです。まずは、講師を選択して指名する画面から、実際に紹介文などを読んで選び、無料体験で確かめてください。

「無料教材の使い勝手はどうか?」

オンライン英会話の中には教材が無料で使えるところがあります。無料と聞くと心配になると思います。そこで、どのような教材なのか、教材がどのようにレッスンで使われるであろうか、無料会員サイトで確認できます。

「子どもと講師の相性はどうか?」

子どもに合った、またお気に入りの講師を見つけてほしいです。優秀な講師が採用されていますが「女性か男性か」「表情はどうか」「話し方はどうか」「子どもが飽きずに取り組めているか」など、チェック項目を設けて子どもにピッタリの講師を見つけてください。

また、オンライン英会話は、キャンペーンを行っていることも多く、体験が全部で4回できることや、初月の授業料がタダになるキャンペーンを行っているところもあります。気になるオンライン英会話があれば、遠慮はいりません。いろいろなオンライン英会話をどんどん無料体験してしまえばいいのです。

無料会員登録をすることで勧誘はなく、キャンペン情報がメールで送られてくるぐらいなので安心です。

また、無料会員登録をするとオンライン英会話で実際に使われている英語教材を無料で印刷やダウンロードできるところもあるので、子どもに使わせたり、教材の質を確かめたりすることができます。

いろいろと述べてきましたが、最終判断は「子どもの反応がどうであるか」だと思います。

ぜひ我が子に最高のオンライン英会話会社を選んであげてください。

人気「子ども向けオンライン英会話」6社のランキング&徹底比較

100社以上もオンライン英会話があるので、どこを選んだらいいのか迷ってしまいます。数あるオンライン英会話の中、料金・サービス・他社にはない特徴などで厳選していくと、次の6社に絞られます。まずは厳選6社を表でまとめ比較しました。

サービス会社 料金(税込) 無料体験 講師 その他の特徴
リップルキッズパーク 3,122円~ 2回 フィリピン人講師 家族で共有OK
DMM英会話 6,480円~ 2回 多国籍の講師(欧米の講師含む) 無料会員登録後、3日以内に申し込みで初月50%オフ!
レアジョブ 5,800円~ 2回 フィリピン人講師 初月レッスン料50%オフ!
GLOBAL CROWN
(グローバルクラウン)
9,800円~ 4回 バイリンガル(日本人を含む) 講師は日本語が使える
hanaso kids
(ハナソキッズ)
3,080円~ 2回 フィリピン人など 無料会員登録で英語アプリが使える
kiminiオンライン英会話 3,278円~ 2回 フィリピン人 プラン申し込みで10日間無料!

※具体的なプランや料金については、各スクールの詳細をご覧ください。

以下は、各スクールの特徴についてまとめました。オンライン英語選びにお役立てください。

リップルキッズパーク

アカウントを共有できて、親子でも、兄弟でも、お友達とでも、レッスンを受けられるのが最大の強み!
レベル判定を参考に、レッスンを自分好みにカスタマイズできる!
英検にも強くなれる!

リップルキッズパークでは無料体験で「9段階習得度判定」というものがあり、子どものレベルを判定してくれます。レベル判定で「初級」「中級」「上級」の3つににあったレッスンを選択することができるというのが特徴です。

さらに、随時「英語力チャート」でレベル判定してくれ、「文法」「聞き取り」「語彙」「発音」の4つをチャートで示してくれます。このチャートで子どもの得手不得手を知ることができるし、リップルキッズパークの講師に「強いところを伸ばす」「苦手部分の克服」など、レッスンを細かく指定することができます。

またリップルキッズパークは、「リップル英検」という、リップル独自の英検があります。ここで力と自信をつけて、実際の実用英語技能検定に挑むことができます。その「リップル英検」に合わせた独自の教材もあるので、英語力成長の様子を親子で感じることができます。

対象年齢 3歳以上
受講方法:基本的に個人レッスンではあるが、「生徒情報」に登録した家族で割り振り予約が可能!
入会金 なし
コース・料金(税抜き)

通常コース、「リップル英検」コース、英検二次試験対策(2級まで)、親子プチ留学(現地オプション)
【月額定額制】
おてがる週1プラン 2,838円(654円/回)
サクサク週2プラン 4,444円(512円/回)
しっかり週3プラン 6,111円(469円/回)
たっぷり週4プラン 7,593円(437円/回)
まんぞく週5プラン 9,048円(417円/回)
※「リップル英検」は会社独自の英語検定

レッスン受付時間 レッスン4時間前まで
講師 フィリピン人
レッスン時間 月曜日~金曜日 7:00~22:55
土曜日       9:00~18:55
日曜日     9:00~17:25
体験回数 無料体験2回(家族で受けてOK)

■評判&口コミ

・通学英会話教室から、オンライン英会話に変えました。なんといってもレベル診断が毎回あるので、子どもの勇気づけに使わせていただいています。通っていた英会話教室では、毎回の振り返りみたいなものはありませんでしたのでありがたいですね。(30代女性)

・「リップル英検」というものを通して、子どもが少しずつ成長する姿を身近に感じることができています。うちは競うのが好きなタイプなので、意欲があればどんどん前に進んでいく感じの「リップル英検」がやる気につながっていると思います。(30代男性)

・うちは将来困らないように小学生の低学年から英検にチャレンジしています。英検二次試験の面接さながらのレッスンがうけられるので、見ていてこちらまで緊張感が伝わります。先生たちも細かいところまで見てくれています。レッスン中は厳しいですが、終わるとホントやさしい人ばかりです。面接が近づいたらもう少しレッスン量を増やしたいとうちの子は言ってます。(40代女性)

リップルキッズパークの公式サイトはコチラ

DMM子ども向けオンライン英会話

http://eikaiwa.dmm.com/kids/dmmhanasaki-001

およそ80か国!多国籍の人々(イギリス人、オーストラリア人、リトアニア人、アフリカ人、アメリカ人など)を採用しているため、いろいろな文化に触れられる!
24時間レッスンを受けられる!英語学習有料アプリ「iKnow」が無料で使える!

多くのオンライン英会話はフィリピン人講師が多いですが、DMMはなんろ80か国もの講師を採用しています。そのため、様々な文化をお家にいながらにして体験できます。

また、子どもが英会話を上達するには、いろいろな国の人が話す英語の発音パターンをたくさん聞いて、英語耳を育てることが大切ですので、いろいろな国の発音パターンに触れることができます。世界の文化に触れられるというのは、英語を学ぶ目的以外にも、素晴らしい経験になると思います。

DMM英会話は、なんと24時間レッスンを受けられることができます。旦那さんの海外赴任で海外に住むことになったとしても、旅行先で英会話レッスンを受けたいときにも、いつでもネット環境があればどこにいようが時差は関係なく、ネットの向こう側には常に世界の講師が待っています。

さらに、有料会員になれば、本来、有料の市販の英語教材が無料でダウンロードして使えるようになります。他社のオンライン英会話のほとんどは、1冊数千円するテキストを自分で用意しなくてはいけない場合が多いですが、DMMオンライン英会話では無料で使える市販テキスト「LET`S GO!」などが充実しています。

やる気さえあれば、無料テキストでどんどん自習を進められます。

料金はスタンダードプランで毎日1回・25分受けて5,980円と、通学型の英会話教室に通うことと比べると、ぐっとお値打ちになります。毎日2回、3回のプランもあります。

ネイティブの講師を希望する場合、毎日1回・25分受けて料金は15,800円となり、高額になってしまいますが、本当にネイティブ講師を選択する必要があれば、多少の出費もやむおえないということでしょう。しかし、毎日1回のレッスンを受けられてこの料金なので、通学型のネイティブ英会話教室にプライベートで通うよりは、だんぜん安心価格です。

また、「iknow!」という有料アプリが、DMMを受講している間は無料になります。これは1ヵ月980円の英語学習用アプリで、ちょっとした隙間時間に、単語や、言い回しなどの練習を繰り返し行えるものです。

わたしは使ってみてアプリ自体が「大人向け」という印象があったので、子どもが喜んで使うかどうかは疑問ですが、レベルアップしていくのを感じることはできるのではないかと思います。

対象年齢 園児から中学生
12歳以下は慣れるまで(約1ヵ月)は、親とアカウントを共有可能
入会金 なし
コース・料金

【月額固定制】スタンダードコース、ネイティブコース
<スタンダード(約80か国の講師)>
毎日1レッスン 5,980円
毎日2レッスン 9,980円
毎日3レッスン 13,980円

<プラスネイティブプラン(約80か国の講師+ネイティブ)>
毎日1レッスン 15,800円
毎日2レッスン 31,200円
毎日3レッスン 45,100円

レッスン受付時間 レッスン15分前まで
講師 在籍:約6,400人 国籍:約90か国 フィリピン、リトアニア、アフリカ、アメリカ、イギリスなど75か国以上
レッスン時間 0:00~24:00(24時間)
体験回数 無料体験2回

■評判&口コミ

・以前は子ども3人それぞれの習い事のために、結構たくさんの時間を使ってきました。送迎だけでなく、待っている時間も結構大変でした。今では自宅でできるので、家事をしながら子どもの様子を見ています。子どもの送迎が必要ないところが助かります。(30代女性)

・特定の国ではなく、いろいろな国の講師の方とお話しできるので、それが子どもたちにとって「ボーダレスな世界」を自宅で体験させることにつながっていると思います。インターネットを使った学び方ってすごいなと思います。(40代男性)

・経済的に安くすむっていうのが一番いいですね。兄がやっているのを見て下の子が「わたしもやりたい」って、いい刺激になっているんじゃないかなと思いますね。(20代女性)

DMM英会話の公式サイトはコチラ

レアジョブ英会話

レアジョブは最大手のオンライン英会話!日本人による無料カウンセリングを受けることも可能なので効果的な学習プランを立てられる!

レッスンで使用されている独自の教材数も豊富で、その内容も飽きさせない内容になっています。独自の教材は無料で使用することができます。

また、レアジョブは9年間で50万人もの人々が利用する実績があり、調査によると「レアジョブで初めてよかった!」と回答する人が99%以上です。

レッスンの予約についてレアジョブは、レッスン開始5分前まで予約可能です。急に空き時間ができ、レッスンできるようになったときに便利です。5分前予約OKというのは、他にはない制度なのでありがたいです。

対象年齢 小さな子ども~高校生
入会金 なし
コース・料金 月額定額制
日常英会話コース  月8回 4,200円
日常会話コース   毎日1レッスン 5,800円
中学・高校生コース 毎日25分プラン 9,800円
レッスン受付時間 レッスン5分前まで(キャンセルは30分前までに!)
講師 在籍:4,000人以上 国籍:フィリピン
レッスン時間 6:00~25:00
体験回数 無料体験2回
日本人サポート オプション:プラス980円で専任の日本人カウンセラーによる学習相談や自動予約などのサービスがオプションで受けられる。
■評判&口コミ

・フィリピンの先生はみなさん、やさしくて明るい方が多いですね。いつも元気いっぱいです。しかも優しい。心配していた先生たちの発音も問題ないです。厳しい審査を受かった先生だからでしょうか?こどもにとって安心だし、お値打ちに受けさせてもらってます。(20代男性)

・大人向けの英会話だと思ってましたが、子どもにもちゃんと対応しているんですね。優秀な子ども向けの先生がたくさん在籍しています。(30代女性)

・親が英語をできないから、子どもには不自由させたくないと思って始めました。しかし、子どものレッスンを見ていると「わたしにもできるかも」(笑)と思って、今ではわたしも申し込んでいます。(20代女性)

レアジョブの公式サイトはコチラ

GLOBAL CROWN(グローバル クラウン)

世界24か国のバイリンガル講師、困ったときは日本語でサポート!
リアルタイムで講師をマッチング、面倒くさい毎回予約をサポートしてくれる!

優秀なバイリンガル講師による安心の授業が受けられます。ネイティブ同等の発音でレッスンが受けられます。

英語の習得は、外国人でないといけないことは全くありません。バイリンガルで日本語も英語も使え、発音が良い優秀な講師のほうが、子どもは安心してレッスンを続けられるでしょう。なぜなら、日本人の弱みや困っているポイントがわかるからです。

使いやすいアプリで自分のレベルが確認できたり、レッスンで「何ができるようになったのか」がデータ化されるので、子どもの成長を感じられます。もちろんこのアプリでレッスン開始や予習・復習もできます。

対象年齢 3歳~小学校高学年
入会金 なし
コース・料金(税込) 週1:9,800円
週2:12,800円
週3:14,800円
週4:17,800円
週5:19,800円
その他、12か月コースは15%OFF、24か月コースは20%
レッスン受付時間 15日前までに連絡
講師 バイリンガル:700名以上
レッスン時間 20分・月~金曜日15:00~21:00、日曜日10:00~15:00、土曜日休み
体験回数 無料体験4回
日本人サポート 日本語に対応できる講師
■評判&口コミ
・日本語が話せる先生なので、日本語で話している会話の中で、英語が自然と入ってきます。先生はみんな優しく明るく、子どもの成長に合わせてレッスンをしてくれます。(GLOBAL GROWN体験者インタビューより)

・オンライン英会話を始めるのに、skypeを使用するのだと私もパソコンに詳しくなかったり子どもだけでの操作が心配だったりと懸念していたのですがグローバルクラウンはアプリで出来るとのことだったので受講を始めました。(30代女性)

・先生はバイリンガル講師なのでどうしても子どもが集中できないときには日本語をつかって楽しませてくれたり、子どもが好きなキャラクターの話題を取り入れてくださったりするのが良かったです。親が付き添うことなく、子どもだけでレッスンを受講していました。
レッスン終了後に、レッスン内容について細かく記入した報告メールが届くのも良かったです。(30代女性)

・講師は日本人のバイリンガルが多いということで、いきなり外国人と会話をするよりは子どもが緊張せずに話しやすいみたいです。
分からない時には日本語が使えるというのも安心感があり楽しんで会話をしている様子です。週3で月謝が約15,000円で割高ですが、送り迎えが不要で時間が節約できることを考えると不満はありません。(30代男性)

GROBAL CROWN(グローバル クラウン)の公式サイトはコチラ

hanaso kids(ハナソキッズ)

hanasoは「世界一分かりやすい英会話の授業」の著者・関正生氏が監修!オンライン英会話だが反復学習を重視!
税込み3,080円からはじめられ、初心者も安心日本語サポート付きも充実!

講師のトレーニングもしっかりしていて、はじめてオンライン英会話を始めるという子に安心のオンライン英会話です。無料レベルチェックができるので、料金が発生する前にレベルを知ることができます。

対象年齢 4歳~15歳
入会金 なし
コース・料金(税込) 月4プラン 3,300円
月8プラン 5,500円
月12回プラン 7,480円
月16回プラン 9,240円
週1回プラン 3,080円
週2回プラン 5,060円
レッスン受付時間 8:00~24:55
講師 フィリピン人他
レッスン時間 25分
体験回数 2回
日本人サポート あり
■評判&口コミ
・私自身も以前経験したことがあり、とてもよかったので子どもに学ばせようと思いました。続けるのには子どもが興味を持ってくれているかどうかが大切だと思うので、オンラインを検討して方は、先に体験を受けて様子を見てからがいいと思います。(20代女性)

25分間のレッスンですが、始めの頃は座っていられないことも多かったです。しかし、2年経った今はとても楽しそうに受けているので良かったです。これも、いつも明るく指導してくれる講師のおかげだと思っています。今はまだ、しっかりとして英語で話しているというわけではありませんが、集中力がついてきたように思います。(30代女性)

・レッスン代を払って子どもの反応が良くなかったら嫌なので、体験をたくさんしたうえで、ここに決めました。敷居が高い気がしたのですが、意外と入りやすかったです。(40代男性)

hanaso kids(ハナソキッズ)の公式サイトはコチラ

イチオシNEW! kimini学研のオンライン英会話

2020年1月から新たにスタートした学研が手掛ける初のオンライン英会話ブランド!月々3,278円(税込)から!
ステップアップを感じながら学習できるシステム!

小学生から対象のオンライン英会話です。「小学生の英会話1」は絵カードなどを使うので楽しく安心して学習できます。全部で38レッスンをステップアップして学習いきます。

「小学生の英会話2」では、生活の中の身近な単語と簡単なフレーズを中心に学習をしていきます。レストランでのやり取りや道案内など、会話のやり取りもしていきます。全部で47レッスンあります。ステップアップシステムに従ってレベルアップを感じながら進めていきます。

月々6,028円(税込)コース以上になると、「ばっちり話せる英語コース」というレッスンが受けられ、学研より出版されている人気書籍「小5英語がばっちり身につくレッスン」「小6英語がばっちり身につくレッスン」をベースに、オンラインレッスンに適した形にアレンジされた新学習指導要領に対応のコースもあります。

他のオンライン英会話だと、テキストはあっても講師主導の授業で、終わってみれば「結局何を学んだっけ?」となりがちなところもあります。一方で、学研のオンライン英会話はシステムがしっかりしているので、ステップアップしながら徐々に力がついていくというのを肌で感じられます。

英語の学習方法がわからない人でもシステムに沿って学習をするだけで
『話せるようする』ことを実現をめざしているオンライン英会話です。
オンライン英会話業界では少ない「コース」としての学習提案方法を実現させています。

対象年齢 小学校3年生ぐらい(1.2年生でもOK)から大人
入会金 なし
コース・料金(税抜き) ライトプラン:1日1レッスン、受講コースや日時に制限あり 2,980円
スタンダードプラン:1日1レッスン、受講コースや日時に制限なし 5,480円
ダブルプラン:1日2レッスン、受講コースや日時に制限なし 9,480円
プレミアムプラン:1日4レッスン、受講コースや日時に制限なし 15,480円
レッスン受付時間 6:00~24:00(ライトプランのみ9:00~18:00)
講師 フィリピン人
レッスン時間 25分
ライトプラン:月曜から金曜9:00~18:00
スタンダードプラン、ダブルプラン、プレミアムプラン:毎日終日
体験回数 ライトプラン、スタンダードプラン申し込みで10日間無料
日本人サポート メールやLINEでのお問い合わせあり
■評判&口コミ

・コースどおりにすすめていくと自然と身についていくというイメージです。まだ始めさせたばかりなので本当のところどうかわかりませんが、ゲームのようにコースをクリアしたら次に進んでいくというのが楽しいみたいですよ。続けているのでいいのかな、と思います。(40代男性)

・スタンダードプランでレッスンを受けています。小学生の英会話1が終わったので、学研のテキストを使って授業を受けています。この教材はもともとほしかったので購入する予定でしたが、無料で用意されていて驚きました。(30代女性)

kiminiの公式サイトはコチラ

子どもの英語教育にオンライン英会話を活用しよう!

 

子どもに英語を習得させるには、どうしたらいいのでしょうか?

アメリカンスクールに入れてしまえば簡単です。しかし、残念ながら、我が家にはそのような余裕はありません。

しかしながら、子どもの脳は天才です。大人の脳と違って、スポンジのようにいろいろなものを吸収します。また同時に、子どもはとても飽きっぽいです。

そこで、この大切な時期を逃さないためには、何歳からどのようなことを始めさせたらよいのでしょうか?

その答えはシンプルです。楽しくインプットし、楽しくアウトプットをする」ということを「継続的」に行うということです。このインプットとアウトプットとの2つのバランスをうまくとるということが肝心です。

最近、「子ども向けオンライン英会話」の人気が急上昇しています。オンライン英会話は基本的にアウトプットにあたるのですが、この「オンライン英会話」が「アウトプット」をするのに非常に役立ちます。この「子ども向けオンライン英会話」がすごいんです。一言で表現すると、「安!楽!自由!」なのです!その理由はのちほどお話しします。

家庭では英語のCDを聞いたり、英語のDVDを観たり、英語の絵本を読んだりして楽しく「インプット」することはできるのですが、それをうまく引き出す「アウトプット」は一般家庭では難しいです。

子どもが言語を習得するにあたって、10歳あたりが臨界期と言われています。臨界期とは言語習得の期限のようなものです。10歳ぐらいが臨界期だからといって、10歳から英語を始めてもいきなり話せるようにはならいのです。「英語を話す」ということは、インプットして蓄積したものが、アウトプットで外へ出されるというイメージなので、蓄積されたものがなければ、なにも外へでてきません。

つまり、幼少期からインプットした情報(ここでいう英語)を積み上げていき、こんどは5,6歳ごろからそれをアウトプットしていく環境づくりをすることが大切です。そして、徐々にアウトプットする機会を増やしていき、インプットとアウトプットのバランスをとっていきます。その繰り返しにより、英語が話せるようになるのです。

先ほども述べたように、子どもの英語は、すべての基本において、「楽しむこと」が中心となります。では、子どもが英語をどのように習得していくのか、年齢別にみていきましょう。

乳児期は、英語の音楽CDや朗読CDなどを聞いて楽しみます。そしてそれを、毎日BGMのように流しておくだけでもいいでしょう。

幼児期は、初めのうちはインプット中心で、聞くことはもちろん、見たり触ったり、まねをしていってみたりということが、より脳への吸収を手助けします。5,6歳にもなると大人が言っていることを理解し、それに対し限られた単語数ではありますが、きちんと返答ができるようになっています。乳児期とは明らかに違って、言葉を使ってコミュニケーションを図ることができるようになります。そしてこれは、アウトプットに当たります。

小学生になってくると、上記のインプットにプラスして、表現することの楽しさを感じ、「英語(英単語など)ができる・言える」ことを自覚したり、英語の単語や文章を知っているということを周りの人に認めてもらったりすることがうれしく、さらにアウトプットが進みます。

「アウトプット」ともいえる「英会話」を始める時期は、日本人の場合、5,6歳(幼児期後半・小学校低学年)からがよいと思います。その理由の一つに「母国語の習得を最優先させる」ということがあります。もちろん個人差があるので、早くから英会話教室に入れている方もみえます。

「母国語」は木で例えると根っこや幹の部分で、その根っこや幹の部分が十分に育って、長い文章を話すことができるようになる時期が5,6歳といわれています。その日本語の根っこや幹をしっかり育てたうえで、枝葉となる英語を「英会話」を利用して、どんどん話していくと良いと思います。

インプットからアウトプットにつながる時期に、それを一緒に楽しんでくれる「英語のできる人」つまり「英会話の先生」についてもらい、アウトプットを楽しく、スムーズに行うことが必要です。

まず、臨界期と言われている10歳ぐらいまでに行うべきことは、できるだけ早く自宅で「英語教材」を使って英語環境を整えて、英語に親しみ、インプットを習慣化することです。その後、5.6歳らいから今までためてきたものを「英会話」を使ってアウトプットするということなのです。

〈インプット編のまとめ〉

1日15分でいいので、毎日DVD、CD、絵本などを活用して英語に触れさせる機会を習慣づけしましょう。はじめは基本的にインプット(入力)型の学習から始まります。幼少期はどんどん吸収するので、まずは耳を中心としたインプットの学習を繰り返しさせることが大切だからです。そこで活躍するのが、英語教材です。子どもたちは、言語を超えて、歌ったり踊ったり、まねをしたりすることが好きなので、まさに楽しんで継続させるためにはもってこいの方法です。

しかもこどもの脳は、大人に比べて優秀で、それを毎日繰り返していくうちに、自然と英単語や英語表現をスポンジのごとく吸収することができます。

〈アウトプット編のまとめ〉

そして、さらにその吸収した知識を定着させるための方法があります。この英語教材を生かしたインプット型の入力的な学習から一歩進んだ学習が、アウトプットの出力型の学習なのです。今まで学んだことを外に出して働きかけることにより、さらに英語を定着させることができるのです。

それでは、どのようにして、そのアウトプットの学習を行えばよいのでしょうか?

今、そのアウトプット型の学習を支援するものとして注目されているのが、「子ども向けオンライン英会話教室」です。これまでは通学型の英語教室が人気でしたが、今や大手の英語教室でさえ、オンライン英会話教室を運営するようになってきています。

その人気となっている理由を、通学型の英会話教室と比較しながら探っていきます。

「子ども向けオンライン英会話教室」VS「通学型英会話教室」

最近「子ども向けオンライン英会話教室」とよく耳にしますが、子ども向けオンライン英会話教室とは一体何なのでしょうか?先ほども述べたように「子ども向けオンライン英会話教室」は一言でいうと「安!楽!自由!」です。この「子ども向けオンライン英会話教室」というものを知った人はラッキーだと思います。

そして、今現在も通学型の英会話教室にお子さんを通わせているのでしたら、この機会に見直しをするいいチャンスだと思います。

今や、インターネットは生活から切り離せないとても便利なものです。そのインターネットの無料ビデオ会話サービスのスカイプなどを活用したものが、オンライン英会話教室です。そして、最近では英語の早期教育に伴って、オンライン英会話教室の中でも子ども向けのものの人気が出てきています。

その人気の理由は、たくさんありますが、「安!楽!自由!」の意味をひとつひとつ見ていくと…

安!」は、なんといってもコストが低いため、週に何度も英会話の機会を持つことができます。つまり便利なインターネットを利用し、家庭で気軽にアウトプットの機会をたくさん持つことができるのです。そして、教室まで通う必要がなく、自宅で安心・安全に英会話を受けられるのです。

楽!」は、子ども向け専用のオンライン英会話も登場するなど、教材や内容の充実から楽しく受講できるということです。また、なんといっても、親が送り迎えの必要がなく「楽」であるということです。

最後に「自由!」は、ほかの習い事や用事などの時間を避けて、自由に時間割をマネージメントできるというところと、先生をこちらが自由に選べるというところです。時間を選べるというのはもちろんですが、子どもにも相性があるので、もし先生と相性が合わなければ自由に変えられるという点が「自由!」の意味です。

また、各オンライン英会話教室の規定にもよりますが、親子でレッスンを受けられたり、兄弟でレッスンを受けられたり、ポイントを家族などで分け合って受けたい人が受けられるという教室もあります。さらに、子どもの性格によりますが、通学型では緊張してしまうため、うまく活動ができない子でも、家だとリラックスして授業が受けられるという利点もあります。

あるご家庭は、通学型英会話教室に月10,000円ほど払って週1回45分のネイティブによるレッスンを受けていました。これが日本人の講師だと、8,000円前後ですが、ネイティブの講師というだけで、2,3千円高くなってしまい、ただでさえ高い授業料がさらに高くなるのです。

以下は「子ども向けオンライン英会話」VS「通学型英会話教室」の比較表です。


そこで、子ども向けオンライン英会話を選び、月8回(週に2回)の25分レッスンが4,536円で受けられるようになったのです。中には、毎日レッスンを受けたとしても週5回を6,264円で受けられるというオンライン教室もあります。

しかも講師は、海の向こうにいるネイティブ講師も選べます。

ではなぜ、オンライン英会話は安い授業料で受けることができるのでしょうか?

それは、教室運営にかかる費用がカットされるからです。教室を借りる、メンテナンスをする、光熱費、そのほかの設備費がカットされます。つまり、お互いにカメラ付きのパソコンがあり、インターネット環境であれば、いつでもどこでもレッスンをしたり、受けたりすることができるのです。オンライン英会話の先生は、先生のご自身が自宅でレッスンを行うこともあります。つまり、教える側も受ける側も自宅ということもあります。

それでは、オンライン英会話を受けるにあたって必要なものは何なのでしょうか?

あらかじめ準備する必要のあるものは、

パソコンかタブレット端末

webカメラ(パソコンなどに内蔵されていない場合)などの物品

有線または無線イヤフォン

インターネット環境

これらのをそろえられれば、より身近に英会話を楽しむことができるのです。

特に幼少期はたくさん英語に触れれば触れるほど、英語を聞き取る耳「英語耳」が発達するため、英語に触れる機会を毎日の習慣にできると良いです。それを可能にするのが「子ども向けオンライン英会話教室」なのだと思います。

 子どもの英語力向上には「インプット」と「アウトプット」のバランスが大事

子どもの英語力向上のためには、何度も述べているように、インプットから始まって耳づくりをし、アウトプットで蓄積されたものをバランスよく徐々に放っていくというイメージです。

アメリカンスクールに早くから入れるというのであれば、幼少期からインプットとアウトプットのバランスのとれた環境に身を置くことができると思いますが、そうでない限り、家庭でその環境づくりをする必要があります。その環境づくりを経済的に、しかも継続して行えるのが、インプットでは英語教材で、アウトプットでは子ども向けオンライン英会話の継続利用です。

英語教材は一度買えば、フォローのいいところだと使い方の指導を受けながら、毎日継続的に子どもに英語に触れさせることができます。そして、子ども向けオンライン英会話を毎日の習慣に取り入れて、英語に触れさせる機会を増やしていきましょう。なんと言っても、このオンライン英会話は、実際に英語教室に通うよりも、安く、時間も選べ、先生も選べるという好都合なのです。

英語教育は、繰り返し学習するのが有効です。5,6歳にもなれば、アウトプットである、「子ども向けオンライン英会話」を週に1,2回から始めて、徐々に回数を増やし、1日25分の週5回を継続していけるといいと思います。もちろん、DVD、CD、絵本などの英語教材を活用して1日15分でいいので、英語に触れさせる機会を習慣づけるというインプットを行いながら…というのが前提です。

子ども向けオンライン英会話教室でアウトプットする機会を習慣化し、インプットとアウトプットのバランスをうまくとりながら英語学習を進めていくのが、英語習得への最短の道だと思います。

子どもと一緒にマザーグース&ナーサリーライムを楽しもう!

「きらきら光る、お空の星よ~ まばたきしては、みんなをみてる~ きらきら光る、お空の星よ~」

この歌を知らない人はいません。

これは「マザーグース(Mother Goose)」といって英語圏の「伝承童謡や詩」で、日本でいう「童謡・わらべうた」です。「マザーグース」はアメリカでの呼び方で、イギリスでは「ナーサリーライム(Nursery Rhymes)」といいます。しかし日本のわらべうたのように、すべてに音楽や曲がついているとは限らず、むしろ「詩」だけのものの方がたくさんあります。

このマザーグースやナーサリーライムは英語圏の子どもたちが最初に受ける言葉のレッスンです。

言葉そのもののレッスンでもありますが、心の形成に大きな影響を与えています。かのビートルズもこのマザーグースやナーサリーライムから詩を引用しています。また、映画にも影響を与えていて、たくさんの映画にマザーグースに出てくる言葉が引用されています。

日本人でマザーグースやナーサリーライムを知っている人は「日本のわらべうたのようなイギリスやアメリカの子どもの歌」「幼児英語教室で習った英語の歌」「怖くて残酷な歌」「ナンセンスな内容のもの」などなどいろんな意見が出てきます。

しかし、マザーグースやナーサリーライムは英語圏の子どもたちにとって日本人が考えるより密接なもので、切っても切り離すことができないものです。幼少のころから、親やおじいさん、おばあさん、学校の先生などに本で読んでもらったり、口ずさんだりして伝承されています。

国は違ったとしても、英語圏の人々にとって「共通言語」のようなものといっても過言ではありません。

そして、英語圏の人々のように、日本人のわたしたちにとっても、小さい子どもから高校生・社会人といった大人までの英語教材になります。

今回は、マザーグースやナーサリーライムの魅力とその紹介をしつつ、わたしたちがどのようにして英語学習に役立てたらいいのかということをお伝えしたいと思います。

マザーグース&ナーサリーライム

「マザーグース」とか「ナーサリーライム」といいますが、そもそも一体何なのでしょうか?いつからどこで始まったのでしょうか?そして、具体的な2つの違いは何なのでしょうか?

いくつかの疑問に答えていきたいと思います。

マザーグースやナーサリーライムは、子守唄、物語、早口言葉、かぞえうた、なぞなぞなど、様々な唄を含んだもので、その数はなんと1000編以上あるといわれています。

マザーグースは、英語の詩の原点であり、英語圏の人々の間に深く浸透している、子どもと大人の共通文化です。

すべての唄に「キラキラ星」のように「曲」や「音楽」がついているわけではありません。むしろもともとは「詩」のようなものから始まったようです。

その原点はというと、もともとフランスのシャルル・ペロー(1628-1703)の童話集がイギリスで翻訳されて出版されたとき、その副題が「Mother Goose’s Tales」と名付けられたことから始まり、広まっていきます。このイギリスで人気のあった童話集には「赤ずきん」や「シンデレラ」なども載っています。

その人気の童話集のタイトルを、イギリスの出版業者ジョン・ニューベリーが拝借して自分が編集した童謡集に「Mother Goose’s Melody」と名付けて後に出版しました。これ以降、伝承童謡集に「Mother Goose」という名前が付けられるようになりました。

そして、「マザーグース」と「ナーサリーライム」の違いですが、アメリカで「マザーグース」といわれているものも、イギリスではあまり理解されません。

アメリカでは、孫たちに童謡を歌って聞かせた、エリザベス・グースという実在の人物が、マザーグースのモデルとなっています。しかし、この人物はお墓も存在しないし、実在しなかったという説もありますが、今でも多くの人がこのエリザベス・グースが実在したという説を信じているようです。

一方、イギリスでは「ナーサリーライム」という言葉が一般的で「マザーグース」という言葉を知っている人は少ないようです。

「ナーサリーライム」という言葉は、「ナーサリー」は「子どもの部屋」、「ライム」は「韻を踏んだ詩」という意味があります。つまりイギリスでは、「幼児の押韻詩」として一般的に知られているのです。

ところで、日本には西洋の文化がアメリカ経由で入ってくるため、「マザーグース=伝承童謡」として理解され、あまり「ナーサリーライム」が伝承童謡とはされないのです。そして、日本の詩人・童謡作家の北原白秋も「まざあ・ぐうす」として伝承童謡を日本に広めています。

白秋はマザーグースを「不思議で、美しくて、おかしくて、ばかばかしくて、おもしろくて、なさけなくて、おこりたくて、わらいたくて、うたいたくなる」ものとして紹介しています。

 

ビートルズ、物語などにもつかわれているマザーグースやナーサリーライム

先ほど述べたように、実はビートルズもこのマザーグースやナーサリーライムから多くの歌詞を引用しています。

マザーグースやナーサリーライムは、英語圏の子どもだけでなく大人にとってなくてはならないものです。無意識のうちに体に染みつき、心を形成してきています。

日本人のわたしたちにとってもわらべうたのようなものは、子どものころから歌われているなじみのあるものです。

しかしマザーグースやナーサリーライムは、日本人がわらべ歌に親しむよりもより身近なものなのでしょう。なぜかというと、一般社会でも新聞にそのまま詩の引用が使われていたり、歌手や映画が作品に詩を引用している様子を見るとそれがわかります。

では、ここでいくつかマザーグースやナーサリーライムの中に出てくる詩と、それらを引用した作品を紹介したいと思います。

「The Star(Twinkle twinkle little star):キラキラ星」―ジェーン・ティラー、1806年頃

まずはなじみ深い「キラキラ星」です。わたしたちが良く耳にするキラキラ星は、とても短く簡単な訳ですが、実際のマザーグースやナーサリーライムのものは、とても長いです。しっかり訳すとこのようになります。

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「Humpty Dumpty:ハンプティー ダンプティー」

次は、マザーグースやナーサリーライムの中ではとても身近な詩です。これはなぞなぞ唄で、この詩を読み終わった後「これなーんだ?」と質問します。

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「ビートルズ」

実は、世界的人気のあるビートルズも、マザーグースやナーサリーライムの詩を引用しています。

ビートルズ

このビートルズの歌詞の中に使われたものが、以下の詩です。

ビートルズ抜き出し

「Tweedledum and Tweedledee:トゥイードゥルダムとトゥイ―ドゥルディー」

そして、かの有名なルイス・キャロルも、アリスの物語の中で詩をたくさん引用しています。引用されている「鏡の中のアリス」の第4章を見てみましょう。

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アリスのお話を知っている人は、「トゥイ―ドゥルダムとトゥイードゥルディー」はアリスのお話しに出てくる双子という印象が強いかもしれませんが、「アリス」の作者であるルイスキャロルが「ナーサリーライム」から引用したものです。他にも「ハンプティーダンプティー」や「ハートの女王」の詩なども引用しています。

アリスの作品だけでなくほかにも数えたらきりがないほど引用されています。例えば、映画はボブ・ウッドフォードの「オール・ザ・プレジデントメン」(1976年)、ポピュラー音楽ではアレサ・フランクリンの「オール・キングス・ホーシーズ」(1972年)、物語ではP.L.トラバースの「公園のメアリー・ポピンズ」(1952年)などといった詩を引用した作品は数知れません。いかにマザーグースやナーサリーライムが英国圏の人々の大人から子供まで、深く結びついていているかということがわかります。そして英語圏の人々にとって、聖書、シェイクスピアと同じようにマザーグースやナーサリーライムも人々の「根っこ」となっていて、独特の世界観や文化を創造する「基礎」となっているのです。

 

日本人にとっての活用法

英語圏の子どもたちは、幼いころから周りの大人や、学校などでマザーグースやナーサリーライムを耳にします。そのため、幼少のころより自然と英語の「音」や「リズム」に親しみ、「文章」「単語」「言い回し」「文法」「押韻」などに触れて育ちます。そこで、わたしたち日本人も是非このマザーグースやナーサリーライムを活用した英語学習をしましょう。

たいていどの本や絵本にもマザーグースやナーサリーライムの独特の世界観の挿絵が入っていて、親しみやすい英語教材になると思います。また、中にはリズムだけでなく音楽がついたものが収録されたCD付き絵本も売っています。

おすすめは親子で一緒に毎日、いろいろな詩に触れることです。

それでは、短い詩をもとに、日本では何年生で習う英語に相当するのかということを見ていきたいと思います。

「Pussy Cat, Pussy Cat:ねこちゃん、ねこちゃん」という短い詩の文を一行ずつみて、どのようなことが学べるのかを見ていきたいと思います。

まず初めに、ひとつひとつの単語の意味や読み方が学習できるということは言うまでもありません。

 

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細かい話をすると、単語そのものの習得にもなるし、単語の音であるフォニックスや文章のリズムも感じることができます。

この短い詩の中には、大きくとらえて次のような、英語の学習ができます。

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このような、英語習得に必要な様々な内容が、短い詩の中に盛り込まれおり、これを毎日繰り返し発音したり、歌ったりすることで自然と英語の文法や熟語などに親しむことができます。

また普段、日本語を話しているから気が付かないかもしれませんが、日本語のリズムは強弱が少なく一定のリズムだったり、文章に音節のようなものがなく流れるような感じで話したりしています。逆に、英語はリズムが良く、音にも強弱があります。

英語のような強弱のある表現豊かなリズムに、マザーグースやナーサリーライの詩を通して慣れておく必要があり、これがリスニング強化の手助けになります。また英語の「キレイな発音」を目指すことも必要かもしれませんが、リズムや強弱による「強勢(ストレス)」を学ぶことで、より通じやすい英語を習得することができるのです。

マザーグースやナーサリーライムは、「音」「リズム」「文章」「単語」「言い回し」「文法」「押韻」といった英語習得に必要な様々な条件を自然に身に付けさせてくれるのです。

英語圏の子どもたちのみならず、わたしたちもマザーグースやナーサリーライムを毎日聞きながら練習することで、自然と英語の言葉のレッスンと、英語圏の文化を体験する機会を両方同時に行えるのです。

しかし、正直このリズムとか、音の強弱というのは、普段「単調」に話す私たち日本人にとっては、表現しにくいものです。

もし、この独特のリズムがわからなかったり、子どもに読み聞かせをしたりするのに自信がないという場合は、外国人に実際に読んでもらうと良いと思います。英語圏の人々や、英語教育に熱心な国で育った人々は正確な発音やリズムの取り方を知っていると思います。

もし、外国人が周りにいないという場合は「子ども向けオンライン英会話」を活用するといいと思います。

「子ども向けオンライン英会話」というのは、インターネットで受ける英語の格安レッスンです。

フィリピンやその他、世界の先生たちと英会話が楽しめるというもので、大体25分で1レッスンのところが多く、ワンレッスン数百円というところもあります。その運営会社にもよるのかもしれませんが、自分のレッスンは自分で組み立てて、好きなことを学ぶことができます。

だから「マザーグース(ナーサリーライム)の読み聞かせをしてほしい」とか、「マザーグース(ナーサリーライム)を一緒に歌ってほしい」などというお願いもできます。

その機会を利用して、苦手意識の高い親でも、英語圏の外国人が自然と身につける「マザーグース(ナーサリーライム)」を経験させてあげることができるのです。

ぜひこれを機会に、お家でも子どもと一緒に楽しくマザーグースやナーサリーライムを始めてみませんか?

英語絵本・日本語絵本の魅力~わたしが子どもに読み聞かせをしてもいいの?~

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「わたしは英語が話せないし、どちらかというと嫌いだし…でも、子どもには英語を話せるようになってほしい。」と思っている人はたくさんいます。そして、そういう人ほど、子どもに英会話教室などで習った英語を、家で話すように強制してしまいます。

ここで立ち戻ってほしいのは、「何のために子どもを英語教室に通わせているか」という本来の目的です。

今この時に「I like animals. I like cats.」といえるようになることでしょうか?

いいえ違うはずです。大人になってからビジネスの場で、国際的な場で人々と意見を交わせるようになってほしいからではないでしょうか?英語を通して、広い世界を体感してほしいと願うからではないでしょうか?

言語というものはじっくり時間をかけて伸び続けるものです。今、子どもの英語の発音がどうとか、単語が言えるかどうかとか、英語を覚えているとかいないとかいったことを気にしすぎると、英語を学ぶ本来の目的を失ってしまいます。

それよりも、まずは英語の土台をしっかりと作ることが大事です。植物に例えると、根をはり、太い幹を作ってあげることに匹敵します。そうしておけば、あとからいくらでも葉を茂らせ、実をならせることができるのです。

そこで英語の土台を作るのに大活躍するのが、「本・絵本の読み聞かせ」です。英語で読み聞かせすることは、楽しい経験として英語の土台を作ることができるため、非常におすすめです。

わたしは、将来、立派な葉が茂り、大きな実が成るような「土台=基本」が大切だと思っています。そして、その太い幹を作る有効な手段の一つが「本・絵本の読み聞かせ」です。

ここでは、「本・絵本の読み聞かせの魅力」と「本・絵本の活用法」についてお話ししたいと思います。

本・絵本の読み聞かせの魅力

わたしたちは、学生のころ英語はあくまでも受験の科目のひとつとして学んできました。そもそも、会話をするためのものとして学んできませんでした。

「単語」「文法」「英文和訳」などを「暗記」したり「読解」したりする機会が多くありました。しかし、実際に英語を使ったコミュニケーション能力が身についたか、つまり、英語が自由に使いこなせるようになったかと聞かれれば、わたしは残念なことに、そうはなりませんでした。

だからこそ、せめて「自分の子どもには、自分と違って苦労せず英語を話せるようになってほしい!」と思います。

では、幼少期から子どもたちを週1、2回、英語教室に通わせることは、どのような意味があるのでしょうか。幼少期の英語教室は、英語に接する機会としては最高だと思います。子どもにいかに楽しく英語活動に取り組ませるかが大切なので、楽しく外国人の先生と遊ぶことは非常に良いことでしょう。

しかし、正直なところ、週1、2回英会話教室に通って楽しんだだけでは英語力をつけるのには足りません。大切なのは、毎日少しずつでも継続して英語に触れ続けることです。

そこで紹介したいのが、時間をかけず、お金をかけず、心を豊かにしながら「言語力」を付けられる「本・絵本の読み聞かせ」です。

実はわたし自身、「本や絵本は大切だ」という言葉は、耳にタコができるほど聞いてきました。この言葉は正直「うっとうしい」言葉でした。世間でも「本・絵本は大切」だと言われていて、「はいはい」という感じで、深く理由を考えませんでした。

しかし、今ではどっぷりと「読み聞かせ」の魅力にはまっています。

では、なぜ本、絵本の読み聞かせは、魅力的なのでしょうか?

その魅力をいくつか挙げていきたいと思います。

 コミュニケーション能力の基本である「聴く力」を育てる

まず、コミュニケーション能力の基本は「聴く力」が非常に重要です。聴く力がないと相手が何を言っているのかがわからないし、何を言っているかわからないということは、それに対してどう返答したらいいのかもわかりません。

本・絵本の素晴らしさは、読み手の口から発せられる言葉を聞きもらすまいと集中することです。「ワクワク」「面白い」「ちょっと怖い」「ドキドキする」といった子どもにとって興味深い世界が展開することなのです。

具体的に「聴く力」というのは、発音の微妙な違いを判別したり、一生懸命聞こうとする態度を備えると、相手の言うことを何とか聴きとろうとしたりする集中力を持ったりするということです。

また、本・絵本を読み聞かせることで、自然に言葉の意味や文字を習得することが可能で、さらに本を読もうとする意欲がわき、読む技術をそだてられるのです。

それでは、「どんな本・絵本がいいの?」といった本の種類について、「どんな方法?」といった読み聞かせをするときの注意点について、また「いつ読み聞かせをしたらいいの?」という時間や時期について、お話ししていきたいと思います。

どのような本・絵本を選んだらいいのでしょうか?

乳児の場合、読み聞かせをしてもらってもはじめはその「意味」を理解することができません。でも「声」はわかります。母親や父親などの声を聞くことでまず「安心感」「平穏」「安全」を得られます。そして、面白い話なのか、悲しい話なのか、少し怖い話なのか…などといった感情を声色で感じることができます。意味はわからなくても、感じる心をそだてることができるのです!

子どもが小さな頃は、文字そのものよりも絵に反応をするので、子どもが好きな色や絵、風合いの本・絵本を選ぶといいと思います。そして、まずは親自身が好きな本・絵本を選ぶことで、読み手としてより深く感情を伝えられることが重要です。

わたしが個人的に好きなのは、「はらぺこあおむし」などで有名なエリック・カール氏や「ミッフィー」で有名なディック・ブルーナ氏、また日本人だと「きんぎょがにげた」などで有名な五味太郎氏、「おへそのあな」などで有名な長谷川義史氏などです。ちなみに、五味太郎氏の絵本は英訳されています。

そして、フィクション、ノンフィクションという大きく分けて2つの種類がありますが、そのどちらでもいいと思います。

フィクションの特徴は、わたしたちの感情を代弁してくれ、発散してくれます。また、そこに書かれた物語は、自分自身の人生の物語への手がかりを与えてくれます。つまり、架空の人物に自らを置き換えることで、他人を認識してそれが自己の認識へとつがなるというものです。

ノンフィクションの特徴は、実録や事実に基づいたドキュメンタリーの作品です。実際にあった話なので、より現実的な世界を知ることができたり(フィクションにも言えることですが)、よりその人の立場に立った疑似体験ができるのです。

 どんな方法が良いのでしょうか?

一見矛盾しているように感じるかも知れませんが、本・絵本は日本語でも十分です。その理由は、日本語・英語の両方を読み比べることによって、その物語や本・絵本自体の興味を高められるからです。そして、言葉の土台は英語だけで作るものではありません。むしろ、まずはわたしたちの母語である日本語の土台をしっかり築けば築くほど、丈夫な幹、枝葉が生えるものです。あとからそこへ英語を浸透させても遅くはありません。

日本語の本・絵本であったとしても、関心のある話であれば自ら読もうとするのです。この好奇心を育てることで、自ら本を読もうとする自主性を育てることができます。

そして、興味を持ったものが英語で書いてあれば、英語を必要と感じ、自ら英語を習得しようとするでしょう。

子どもにとっては、たまたま興味のあるものが、英語で書いてあるというだけなのです。

しかし、ここで注意点ですが、英語や日本語の本を読んでいるとき、また、こどもに話しかけるときは、日本語と英語を混ぜることはしていけません。

例えば「meは今日、公園でrunしたよ。(わたしは今日、公園で走ったよ。)」

書いていてちょっと笑えてしまいましたが…

このように、日本語の一文の中に英語を混ぜたり、英語の一文の中に日本語を混ぜたりすることは、脳の言語力を司る場所に悪影響があります。英語脳を作るためには、日本語は日本語の把握できる場所と英語は英語の把握できる場所をしっかり分けることが必要なので、混ぜてしまうと大変危険です。

そして、もう一つ、子どもが読み聞かせをしているときに質問して来たらどうしたら良いのでしょうか?

質問してくれるということは、「聴いている」証拠です。読むのを中断してしっかりと質問に答えるということが大切です。しかし、質問がたくさんすぎて、文章が進まないときには、「まずは一回お話を最後まで読ませてね。」と先に告げます。切りのいいところで戻って質問に答え、もう一度その部分を読み直すとよいでしょう。

質問に答えるということは、子どもが文章の意味をしっかりとつかみ、物語の展開を終えるように手助けができます。あとで、必ず質問の答えを言ってあげましょう。

いつ読み聞かせしたらよいのでしょうか?

わが家は、夜寝る前に読み聞かせをしています。英語で言うと「Bedtime stories(ベッドタイムストーリー)」です。たまに学校から帰ってから読み聞かせをすることもありますが、帰宅時間がそれぞれ違うので、一番ゆったりとした時間を選んでいます。

他にも、起床時、朝食後、学校へ行く前、昼食後、昼寝時、入浴後、就寝時…いろいろな時間を見つけられると思います。その子によって読んでほしい「時」は違いますし、なるべく子どもが「読んでほしい」という時は、いつでも応えられるようにしています。

ちなみに、わが家の例ですと、夜寝る前に15分程度の読み聞かせをします。別に時間は何分でもいいのですが、わたし自身が「15分は確保する!」と自分に言い聞かせています。その時に読む本は、英語の絵本と日本語の絵本の両方を読みます。

順番は、「①英語の簡単で短い絵本→②ちょっと長めの英語絵本→③日本語の絵本か本」といったものです。

読み聞かせを始める時期については、「いつでもいい」と思います。子どもはいずれ自分で本を読み進めていくと思いますが、できれば中学生ぐらいまで、嫌がるまではずっと続けたいと思っています。まだ小さな子どもには絵本の「内容」や「意味」が分からなかったとしても、先ほど述べた「音」で感情を伝えています。意味でなくても、音で感情は伝えることができます。

そういう意味で「いつから始めてもいい」と同時に「いつまでも」読み聞かせようと思っています。

 親が英語教材をフル活用して読み聞かせをすることが、バイリンガルへの近道

本・絵本の読み聞かせがいい!ということをお伝えしてきました。本・絵本を使うことで、子どもたちはなによりも「楽しく」お話に聞き入ることで集中力も高まります。なによりも情緒を安定させ、自信を持って何事にも取り組む意欲や自主性を育てます。

でも、冒頭で話したように「わたしは英語が話せないし、どちらかというと嫌いだし…でも、子どもには英語を話せるようになってほしい。」と思っている人はたくさんいるということも事実です。

もし英語の自信がなければ、初めは日本語で読み聞かせをするのがいいと思います。先ほども述べたように、日本語の土台を作ることが大切で、そこに英語を浸透させていくということがいいと思います。そして次に、日本語・英語両方の本・絵本を用意してください。日本語で繰り返し読んだ後、英語でも読んでみると、イメージが出来上がっているので、どんな話の展開なのか、どんな場面なのか理解しながら読むことができます。

どうしても…という場合は、「CD付絵本」を活用するといいと思います。

CD付きの絵本の場合、まずはCDをかけ流して一緒に本・絵本を見るというものでいいです。でもその本・絵本を繰り返すうち、一緒に朗読できるようになります。そうするうちに自然な流れの中で、言語を習得することができるでしょう。

さらに、それでもやっぱり「外国人による「生」の声で読み聞かせをさせてあげたい!」とか「自分には読み聞かせする自信がない!」と思うのであれば、経済的で時間指定のできる「子ども向けオンライン英会話」を活用してみてください。

まずは是非、ご家庭で一日15分継続的に、絵本の読み聞かせをしてください。

なによりも「子どもと一緒に」わたしたちも本・絵本を楽しみましょう。

そして、身体に栄養を与えるのは「食事」ですが、心に栄養を与えるのは「本・絵本」なのです。

最後に、アメリカの元シカゴ教育長はこう言っています。

「もしも世の親たちが、わが子に1日に15分、本の読み聞かせをするようになれば、学校に革命を起こすことができるでしょう。」

小さな「読み聞かせ」という活動で、子どもたちを豊かな心を持ったバイリンガルに育てていきましょう。

思った時が始め時!赤ちゃんや子どもに英語をたくさん聞かせよう!

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「赤ちゃんのころにたくさん話しかけるといいよ。賢い子になるよ。」という話を聞いたことはありませんか?

これは、他の子よりも早く、文字が書ける、計算ができる、といったただ知識だけが豊富な子どもを意味しているのではありません。「賢い子」というのは、いろいろな意味があると思いますが、基本的には自分で考え、判断ができ、問題解決ができる子のことを言うのだと思います。この能力は、脳の前方にある「前頭前野」というところが関係しています。

前頭前野をフルに働かせるためには、幼少のころより、たくさん話しかけたり、歌ったり、見せたり、聞かせたりといった様々な刺激によって発達していきます。

そして、この時期は言語習得に大切な時期でもあります。言語というのは、耳から入った情報を脳で処理して、その後、声を発するという発話(話すこと)につながります。その一連の流れがスムーズにできることで言語を話せるのです。

そしてその機能を十分に生かすためには、なによりもまず一番大切なのが「耳」です。

実は、生まれてすぐの赤ちゃんの耳が一番、「互換性」のある耳なのです。つまり、いろいろな音を大人よりも、小学生よりも、「聞き取る」ことができるのです。

この、耳が一番柔軟に働く時期に、どんどんいい情報を伝えるということが重要なのです。

そしてこの時期に、英語の情報をたくさん入れることによって、子どもは英語を聴きとる本来の能力を最大に生かすことができるのです。

子どもは自然と英語を習得できるとはどういうことか

赤ちゃんは耳が良く、言語を習得するのにとても優れているという話を聞いたことがあると思います。一方で、日本人は英語を聴き取ることができないという話を聞いたこともあると思います。

実は、これには「周波数」の聴き取りが大きく関係しています。

赤ちゃんの耳は、たくさんの音を聴き取ることができます。音は、まず音が発せられたところから振動となって空気中を伝わってきます。これを「周波数」と言い表しますが、この周波数は1秒間にどれだけ振動するかを表すもので、これが音として耳に伝わります。その振動数は、聴覚神経を通って脳に入り、音を聴き分けられるのです。

例えば、1秒間に100回振動したら、それは100Hz(ヘルツ)と表します。

日本人が英語をうまく聞き取れないかというと、日本語の周波数は125Hz~1500Hzに対して、英語の周波数は2000Hz~12000Hzであるため、日本人の耳では英語を聴き取ることができないのです。

しかし実は、生まれてすぐの赤ちゃんは16Hz~16000Hzととても広い音を聴き分けられます。つまり16Hz~16000Hzという空気中を振動して伝わってくる音を聴き取る能力が豊富だということです。

耳と脳の関係を明かす

これは各言語の周波数の範囲(パスバンド)です。

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人間の赤ちゃんは生まれたときには、16Hz~16000Hzの周波数の音を聴き分けることができます。この表からわかるように、もし私たちが赤ちゃんに帰れるとしたら、いとも簡単に英語を聴き取ることができるということがわかります。

では、なぜ赤ちゃんのころには英語を聞き取ることができるのに、大人になると英語を聴き取れる能力がなくなってしまうのでしょうか?

それは、この周波数の範囲が徐々に狭くなっていくからです。つまり、赤ちゃんのころはとても広い範囲の音を聞き分けることができるのですが、成長するにつれて聞かない周波数の音は聞き取る必要がないと脳が判断し、やがてその能力を失い、赤ちゃんが生まれた環境で使われない音は聴き取れなくなっていくのです。

日本で生まれ育ったわたしたちの環境に英語の音がないので、本来持っている英語の音を聞き分ける能力はいつしか自然と消え去ってしまうのです。

しかし、子どもに情報を与え続けることで、つまり有益な情報を耳から入れ続けることで、人間が本来持っている能力を保ち続けることができます。

耳と脳の関係

英語の音を聞き分ける能力がなくなってしまう前にできることは、どのようなことがあるのでしょうか?

それには、まずは耳と脳の関係を知る必要があります。

赤ちゃんが一番初めに行う情報収集の方法は、耳からです。耳は人間が成長していくのにとても大切な働きをします。

〈耳の構造〉

構造と働き
鼓膜 音のレンズで音をとらえる
中耳 音の調整

鼓膜張筋とアブミ骨筋が調整し合って耳小骨を動かし、どの周波数かを聴き取る

内耳 周波数ごとに音を分析し、脳に音の情報を「電気信号」に変えて送る

 

〈鼓膜張筋とアブミ骨筋〉

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耳は空気中を伝わる音の振動をキャッチします。その音の振動は、電気刺激として脳に伝達、知覚されます。それがもう一度耳に戻ることで、それがどんな音なのかが理解され、次の言葉を発する(話す)という流れにつながります。

このようにして、耳のそれぞれの部分が働いて、連動し合って、体の中に音を取り込むということが「聴く」ということです。

自然な流れで自然に英語を習得しよう

先ほどもお話ししたように、幼少期の耳は、あらゆる周波数の聴き取りに柔軟です。

この時期にどのような働きかけをしたら、「英語を習得する」ことにつながるのでしょうか?

生まれたての赤ちゃんは16Hz~16000Hzの周波数の音を聞き分ける能力をもって生まれてきます。

しかし、この能力は、例えば日本語しか使わない環境だったら、日本語の125Hz~1500Hz以外の音を聴き分ける能力は消えてしまいます。せっかく持っている16Hz~16000HZの聴き分け能力は、日常で使われる部分しか必要ないと感じ、残らないのです。

だからと言って何か特別なことをしなくてはならないのではなく、毎日子どもにたくさんの音を聞かせるということが大切です。耳の機能が柔軟なうちに、いろいろな音を聞かせるということです。

実は、一見関係ないと思われる「絶対音感(「ド」を鳴らしたとき「ド」と瞬時に判断できる能力)」もこの時期に身につきます。

重要なのは親が赤ちゃんにたくさん話しかけたり、親と子どもがたくさん話をしたりするということです。

わたしたちは、本来生まれ持っている聞き分ける力を、いかに保つかということが大切になってくるのです。そのためには、幼少のころからの働きかけが大切です。

ではどうしたら良いかというと、英語ができる人が子どもに直接話しかけるのが最も効果的です。しかし、そのような環境に恵まれている人は、なかなかいないでしょう。

そこで、だれもが簡単にできるのが、CDやDVDをかけ流しするという方法です。

さらに効果的にするために、ただ、かけ流しをするのではなくて、親も一緒にCDを聴いて、DVDを見て、歌ったり発音したりすると良いでしょう。そうすることで親も一緒に勉強することができます。その親が楽しんで学んでいる姿を見せると、子どもに英語の楽しさが伝わります。単にかけ流しをするよりも、効果が高まります。

また、英語の絵本の読み聞かせも効果があります。読み聞かせは英語の周波数になれるだけではないメリットがあります。例えば、情緒を育てたり、疑似体験したりできる魅力があります。

耳は、人間が成長するのにとても大切な器官です。子どもの可能性は無限大です。英語でどんどん耳に働きかけて、英語を聴き取れる耳を育てましょう。そして、思った時が始め時です。もう園児だから…とか、小学生だから…と考えずに、子どもの可能性を信じて「耳」にどんどん働きかけていきましょう!

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